2016年3月2日
【機能性表示食品受理企業の戦略】「制度の魅力は〝スピード感〞と〝柔軟性〞」キリン

機能性表示食品受理企業へのインタビュー企画第3弾。受理製品が8品を数えるキリン。難消化性デキストリンを関与成分に、「食事の生茶」、「キリンメッツプラス」シリーズ、ノンアルコールビール「パーフェクトフリー」を上市しており、消費者のニーズに応えた商品を幅広く展開している。同社で機能性表示食品、特定保健用食品などの書類作成や審査などを行う信頼性保証室の大川博志氏に話を聞いた。




―― 販売計画、売れ行きは

現在、5 商品の「機能性表示食品」を販売しています。特に、昨年8 月から発売した「キリンメッツプラス」シリーズは、約1 ヵ月で年間目標である50万ケースの売上を達成し、最終的には1 年間で103万ケースと上方修正した目標値100万ケースを上回る売上となりました。


―― 開発・届出で苦労した点は
弊社も4 月1 日の届出を目標としていたのですが、消費者庁の届出に関する正式なガイドラインの公表が制度施行直前の3 月末だったこともあり、ガイドライン公表後大急ぎで書類の修正を行い、消費者庁へ提出しました。ご苦労をされた企業も多いらしく、届出をされた企業の方々とこの話をすると、書類提出に関するエピソードは尽きません。弊社では、規制改革会議の答申より機能性表示食品制度に着目し、グループ連携での取り組みを進めてきました。研究レビューなどは初めての取り組みで、弊社内でも試行錯誤を繰り返しました。


―― 広告展開については

テレビCMやWebサイトなどで宣伝を行っています。毎年多くの新商品を出している中、機能性表示食品を上市した当初は、発売を消費者へ伝えることに力を入れていました。機能性表示食品は、機能性の科学的根拠が公開されることもあり、わかりやすく正確に情報を伝えることが重要です。届出情報に加えて、自社のWebサイトなどで積極的に伝えることに取り組んでおり、お問い合わせに対しても、真摯に対応し理解して頂くように努めています。


―― 今後の戦略については

機能性表示食品の最大のメリットは、発売の60日前までに届け出るという、“スピード感”と“柔軟性”があることだと考えています。年単位での期間が必要なトクホ制度と異なるメリットを活かし、“総合飲料メーカー”として、おいしさと健康を両立し、多様なニーズに応える商品を届けていきたいと考えています。また現時点では、制度について十分な認知が進んでおらず、機能性表示食品制度が認知されにくいという課題もあります。しかし、流通関係者も言っていますが、今後商品数が1,000品目程度になれば、機能性表示食品専用のコーナー作りができるなど、お客様の理解も進むと考えています。トクホ制度との棲み分けについては、国のお墨付きを受けるトクホと、企業責任で表示を行いスピード感のある機能性表示食品の両制度の特長を活かし、両制度を成長の機会として、新商品開発につなげられればと考えています。





健康産業新聞1591号(2016.3.2)より一部抜粋
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