2016年2月29日
【機能性表示食品受理企業の戦略】「定期顧客数1.5倍に」 トウ・キユーピー

機能性表示食品受理企業へのインタビューを今号より連載。第1弾は、「水分保持」、「乾燥緩和」の機能性表示でヒアルロン酸Na配合商品を届け出たキユーピー。初の美容訴求の機能性表示となったフロントランナー、トウ・キユーピーの井上泰孝氏に聞いた。




── 販売計画、売れ行きは

機能性表示食品となる『ヒアロモイスチャー240』は通販チャネルで販売しており、昨年6 月の発売以降好調な売上を記録しています。従来品を販売していた一昨年と比較し、定期顧客数は約1.5倍となりました。新規顧客の購買は、WEBで約4 倍、新聞広告で約2 倍になるなど、機能性表示食品の反響を実感しています。本年度は同品単品の売上目標として3 億円を設定しています。


── 開発・届出で苦労した点は

届出に際しては、研究レビューを自社で実施しました。2014年の6 月頃に検討を開始し、8 月には仮で研究レビューを実施。この時のレビューは、消費者庁が実施した食品11成分の機能性モデル評価事業の手法をベースとしたもので、消費者庁からのガイドライン発表までの期間は手探りで対応を進めた所に多少の苦労がありました。同時に外部の専門家からのチェックの必要性を感じていたため、第三者委員会を設置し、「安全性」、「有効性」、「関与成分のメカニズム」という3 点について、栄養学、臨床学、機能性食品素材の研究に携われた3 名の専門家に協力してもらい、研究レビューを実施しました。当初は、安全性と有効性を中心に意識を向けていましたが、届出後は、情報開示に対する意識も強くなっています。消費者団体等からの指摘や質問などを受け、細かい部分の見直しも図っています。届出した研究レビューについても昨年の10月に見直しを実施しました。配合量の根拠となる部分をより明確化し、新たに論文化されたものもレビューの対象として追加しています。


── 広告展開については

広告については2015年度の約30%増の予算を設定し、積極的に展開していきます。現在、新聞広告に対するレスポンスは良く、WEB広告についても販売効率を改善するよう模索をしています。WEBの分野は技術の進歩により、効率良い手法が日々変化していきます。最適な手法を模索しながら展開していきます。


── 今後の戦略については

現在のメイン顧客層は60歳前後の女性層です。肌のトラブルや悩みが顕在化している方々へ当社の商品を利用頂いています。一方で、肌に対する意識やトラブルが潜在化している若年層の女性に向けた展開の必要性も感じています。今後発売予定の新商品『ヒアロビューティー』はまさに潜在化している方に向けた商品で、当社機能性表示食品の第2 弾品として販売を強化していきます。当社では、機能性表示食品の販売を通してヒアルロン酸のポジションをさらに高めたいと考えています。





健康産業新聞1589号(2016.02.03)より一部抜粋
健康産業新聞の定期購読資料のご請求(無料)はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
出展社専用ページへ
ページトップへ戻る