2016年2月14日
【乳酸菌・ビフィズス菌・乳酸菌生産物質】 機能性表示食品の利用加速へ

日々の健康管理にかかせない機能性素材として、そのポジションを確実のものにした乳酸菌やビフィズス菌。ヨーグルトや乳酸菌飲料はもちろん、サプリメントや青汁などの健康食品、パンや麺類、おやつに至るまでその応用範囲は広く、乳酸菌に関する消費者調査では、9割以上が摂取の経験があり、さらに6割を越える人数が継続的に摂取しているとのデータも。まさに“国民食”ともいえる勢いになっており、一億総乳酸菌摂取時代に突入している。なかでも、乳酸菌が持つ機能性や有効性を打ち出したプロモーションや商品設計が活発化しており、拍車をかけるように機能性表示食品も登場。メディアでの露出も多く、NHKが放映した腸内フローラの番組は特に反響が大きく、腸内環境改善素材としてさらなる注目が集まっている。乳酸菌が待つ免疫賦活作用や抗肥満作用、抗アレルギー作用など個々の多様な機能性への着目がはじまっており、「乳酸菌を摂取する」というスタンスから「どの乳酸菌を摂取するか」というステージに移りつつある。原料サプライヤーも自社菌のオリジナリティや優位性、他社との差別化を図るための取り組みを積極的に実施しており、乳酸菌市場が過去にない活況をみせている。


■成長続けるヨーグルト市場、4,000億規模へ“整腸、免疫、抗肥満”に注目集まる


『明治ヨーグルトR-1』の登場で“機能性ヨーグルト”の名称が定着し盛り上がりをみせるヨーグルト市場。各社、機能性に特化したプロモーションを強化し、整腸や便通改善のみならず、インフルエンザ予防、花粉症改善、骨密度強化、尿酸値の低下、内臓脂肪蓄積抑制などなど、
多岐にわたるテーマの有用性を打ち出すことでオンリーワンの乳酸菌をアピールしている。一方消費者の乳酸菌に関する関心も高まっている。昨年放映されたテレビ番組“NHKスペシャル”腸内フローラが取り上げられると、話題のキーワードに。また、新たにスタートした機能性表示食品制度で複数社のメーカーがビフィズス菌や乳酸菌を配合した商品を届け出たことで、市場はさらなる追い風に。関連商品の売上は増加傾向にあり、国内主要乳業メーカーの売上から推定したヨーグルト市場はいまや4,000億円規模に膨れ上がるなど、その勢いは加速している。機能性ヨーグルトが売れている背景には、消費者の健康志向の高まりが挙げられる。自分の健康は自分で守るという“セルフディフェンス”という観点から、体に良い働きをする食品や機能性素材を摂取する機運が高まっており、なかでもヨーグルトは古くから身近な食品として馴染みが深く、日々摂取できる食品として健康管理に利用されている。現在では、腸内フローラの改善をキーワードに、ヨーグルトのみならず発酵食品や飲料、サプリメントやその他加工食品に至るまで幅広い形態で利用が進んでいる。


■腸内フローラ改善に欠かせない三種の神器 乳酸菌・ビフィズス菌・乳酸菌生産物質


腸内フローラへの関心の高さは前述のテレビ番組の影響が大きい。番組では、腸内フローラの状態が悪化すると、肥満や肌のシワ、糖尿病などの生活習慣病や脳機能低下、うつを引き起こす要因となると紹介された。腸内細菌の全貌を解明すれば、今後の医療分野にも大きな変革
をもたらすとして、欧米では国家的な研究プロジェクトがスタートしたことも紹介された。

腸内細菌研究の第一人者でバイオジェニックス提唱者、東大名誉教授の光岡知足氏は、健康産業新聞2011年のインタビューで「近年、腸内フローラと生活習慣病との関連性に関する研究は進んでおり、腸内フローラがこれらの疾患の予防・治療の標的となりう
ることが示唆されてきた」と腸内フローラの重要性を指摘しており、プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックスなどの機能性食品は、免疫強化物質として生活習慣病予防をはじめ、脂質代謝改善、血管系への作用、がん細胞など
への作用としても有用と説明している。また同氏は、「発酵乳や乳酸菌飲料、殺菌乳酸菌、乳酸菌生産物質の効果は、乳酸菌の菌体成分による免疫刺激が主体となっている」と提唱しており、まさに乳酸菌、ビフィズス菌、乳酸菌生産物質は、腸内フローラ改善の根幹を成す
三種の神器ともいえそうだ。




健康産業新聞1589号(2016.02.03)より一部抜粋
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