2016年2月1日
【アイケア】機能性表示で市場拡大、各社提案強化

高齢化、VDT作業人口の増加、スマートフォンの普及ーー現代社会において、アイケア需要は年々高まっている。昨年4月に施行した機能性表示食品制度でも、従来トクホ型に次いでアイケア訴求商品の受理が多く、全体の15%に相当する24品目が受理された(1月14日時点)。これまでアイケア素材といえばブルーベリーというイメージが高かったが、近年ではカシス、クロセチン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンーー等、エビデンスに富んだ様々な素材が提案され、認知度を高めつつある。注目のアイケアサポート商材を紹介する。


■各素材特有のエビデンスで注目「新アイケア素材」


高齢化による視機能改善訴求、眼病予防・対策や、電子機器使用によるブルーライト、ドライアイ、疲れ目、視機能低下対策など、アイケア需要の高まりを受け、エビデンスを持ったユニークな素材の提案が加速している。

近年アイケア素材として注目されているのは、カシス、クロセチン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンなど。素材ごとに特有のエビデンスを持つことから、新たなアイケア素材として注目されている。

「カシス」は、は4種のアントシアニンで、そのうち「D3 R(デルフィニジン-3 -ルチノシド)」と「C 3 R(シアニジン- 3 -ルチノシド)」が特有の成分。この2 つのアントシアニンが、眼精疲労軽減効果や末梢血流改善効果などの機能性を発揮するとされている。他のアイケア素材とは異なる訴求点として緑内障進行抑制効果などの機能性も報告されており、ここ数年では医療機関ルートでの注目も高まっている。『カシス-i』を展開する明治では、消費者のみならず、学会等を通じて医療従事者への啓発活動に注力している。

クチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素であるクロセチンは、他のカロテノイドと比べて短時間で吸収され、目にも到達することが特長。光暴露による網膜ダメージを緩和することが報告されている。サプライヤーの理研ビタミンは、クロセチンを75%以上で規格した『クロビット®』を扱う。エビデンスが確立されたアイケア素材として、機能性表示食品制度への対応準備を進めている。


■ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン
機能性表示で商品投入相次ぐ


昨年4 月に施行開始した機能性表示食品制度では、ルテイン・ゼアキサンチン、アスタキサンチン、ビルベリー由来アントシアニン等の素材を機能性関与成分とした商品が、全体のおよそ15%に相当する24品目受理された( 1 月14日現在)。剤型はサプリ形状が中心だが、飲料やキャンディ形態の商品も受理されている。受理数が最も多いのは、海外でも大々的な臨床試験が行われている「ルテイン」。単体だけで9品目、「ゼアキサンチン」との組み合わせ商品は5 品目受理されている。ルテインは米国立健康研究所が米国立眼研究所と共同で、加齢性黄斑変性症に対するルテイン・ゼアキサンチン等の効果を検証する大規模介入試験を行うなど、世界からの注目度も高い素材だ。「目の黄斑部の色素量を維持する」「コントラスト感度を改善し、目の調子を整える」「ブルーライトからの光の刺激を和らげる」などといった表示の商品が受理されている。ルテイン・ゼアキサンチン原料は、オムニアクティブヘルステクノロジーズ、光洋商会、ケミン・ジャパンなどが供給する。

次いで受理数が多いのが「アスタキサンチン」で、6 品目が受理された。美肌、抗疲労、動脈硬化予防、抗炎症、血流改善等、様々な効果があるとして注目されてきたが、機能性表示食品制度を機に、特にアイケア素材としての認知度を高めつつある。世界20ヵ国以上への供給実績を有するアスタキサンチンのトップサプライヤー・富士化学工業では、「目のピント調節機能」「VDT作業による疲労感軽減」での機能性表示が受理されたことを受けて、“表示対応”を武器に、供給をより一層強化している。


健康産業新聞1588号(2016.01.20)より一部抜粋
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