2016年1月27日
【内面美容】主役は中高年に! 発酵食品、乳酸菌、スーパーフード等人気集中

美を追い求める女性のニーズは、単に体重を減らしたり、美白効果の高い化粧品などを購入し外見を整えるだけでなく、「健康美」や「内面もきれいに」というように意識が変化している。近年、同市場は健康食品メーカーに加え、大手化粧品メーカーなどの相次ぐ参入により、一大カテゴリーに成長。植物発酵エキス(酵素)食品、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタといった定番美容素材に加え、最近では腸内環境を整える乳酸菌や、納豆菌類などの発酵素材、さらにはココナッツオイル、アサイー、シーバックソーン(サジー)といったスーパーフードにも人気が集まる。機能性表示食品としても、肌はもちろん、整腸関連、ストレスケア、快眠など関連商品は多岐にわたっている。特に中高年の関心が高い分野であり、参入企業からは「インナービューティーの主役はミドルエイジ以上の層」と注目の的になっている。


■老化の速度遅らせる内面美容が浸透

食によるインナービューティー(内面美容)は、生活習慣を変えるといった意味でも非常に効果的で、偏った食生活や、ストレス、活性酸素、紫外線、乾燥、睡眠不足などを原因とした老化のスピードを遅らせる有効な方法として理解が進んできた。現在は食事などを通じたAGEs(終末糖化産物)による老化メカニズムなども解明されつつあり、化粧品やエステ施術による外面の変化だけでなく、特に健康意識の高い中高年層の間では“食をベースとした美容と健康”への関心が重要性を増している。

健康食品分野でも加齢による肌ダメージや、老化の抑制、シワ・たるみ・そばかすなど美肌・対策、ホルモンバランスの改善、代謝促進、血流改善など幅広く訴求する商品が流通。売れ筋は、コラーゲンペプチド、ヒアルロン酸、プラセンタ、エラスチン、セラミドといった美容素材の定番だが、ここ数年「腸内環境=美容」の概念の認知が進み、乳酸菌と植物発酵エキス(酵素)食品の販売が大きく伸びた。一般のルートだけでなく、美容サプリメントを用いた統合医療的アプローチや、エステサロン、フィットネスクラブやスポーツジムといった施設での販売も進んでいる。その一方、昨年は、ビタミン・ミネラル、アミノ酸、食物繊維、抗酸化物質などを補えるスーパーフードが台頭。ココナッツオイルやアサイー、エゴマ油、亜麻仁油、チアシード、スピルリナ、シーバックソーン(サジー)などに人気が集まっている。また伝統的な発酵製法を応用した機能性食品素材や、フルーツ系およびハーブ素材も登場。アプリケーションも多様になっており、ドリンクやスムージー、ゼリー、カプセル、顆粒・粉末などさまざまな剤形の商品が流通している。


■ヒアルロン酸、米由来セラミドなど

新制度登録商品は全体の9%に昨年スタートした機能性表示食品制度では、ヒアルロン酸、米由来グルコシルセラミド、N-アセチルグルコサミンといった関与成分を含む肌・皮膚訴求のサプリメントが市販化された。商品数は176品中15品で全体の9 %。関連する項目として快眠が3 %、ストレスケアが2 %、血流が1 %となっている( 1 月11日現在)。


■内面美容の柱に成長した酵素食品

植物発酵エキス(酵素)はインナービューティー素材の柱に成長。昨年12月の受託メーカーを対象にした本紙調査でも2015年のトップの受注素材に、16年も首位が予想されている。さらに国内需要だけでなく訪日外国人観光客からも人気の的だ。機能性食品開発研究所では、乳酸菌植物発酵エキスのPB・OEM供給に注力。来春にも稼働予定の新工場により生産能力は約3 倍となる見込みだ。越後薬草も80種類の植物と微生物を使用したオリジナル酵素商品を製造。腸内環境改善や対応上昇、血流改善、肌状態の改善などのエビデンスも拡充している。老舗メーカーのコトブキ薬粧は飲料の受託に加え、粉末パウダーや濃縮ペーストの販売も展開。酒粕由来の『プロファイバー』を加えた新製品の投入も予定している。ケルプ研究所は乳酸菌などのスターターを加えず、植物の歯などに付着している菌のみで発酵させる伝統製法にこだわり、商品開発を展開している。



健康産業新聞1588号(2016.01.20)より一部抜粋
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