2015年11月19日
新油(アマニ・ココナッツ・エゴマ)市場、5ヵ月で売上規模120億円超

「植物油」市場が急拡大している。なかでも伸長著しいのは、アマニ・ココナッツ・エゴマを中心とした新油市場。前年92億円市場を形成、今年度に入ってからも4~6月の3ヶ月で80億円に達しており、8月時点ですでに100億円を超えているとの分析も。先月15日には、日清オイリオグループが食用油初の機能性表示食品『日清健康オイル アマニプラス』を上市しており、家庭用油(キャノーラ・オリーブ・ゴマ)に、新油を含めた「植物油」市場の拡大に拍車がかかりそうだ。


日清オイリオグループでは先月、食用油初の機能性表示食品『日清健康オイルアマニプラス』を発売することを発表した。同商品は、なたね油をベースに「α-リノレン酸」を豊富に含むアマニ油を30%配合、大さじ1 杯(14g)でオメガ3 脂肪酸「α-リノレン酸」を2.6g含む。届出表示は「本品は、α-リノレン酸を含んでおり、血圧が高めの方に適した機能を持つ食用油です」。同社では、「α-リノレン酸のチカラで、血圧が高めの方向けの健康オイルの新市場創出を図る」としており、今後、他商品に関しても、「機能性表示食品としての製品化にトライしていく」方針を打ち出している。同社調査によると、「2014年の(キャノーラ・オリーブ・ゴマを中心とした)家庭用植物油は1,150億円。これに、92億円の新油(アマニ・ココナッツ・エゴマ)市場が加わった」としている。


引き続き、新油市場は拡大傾向にあり、今年4 ~ 6月だけで80億円の売上規模になっており、7 月・8 月の売上をプラスするとすでに120億円を超えているという。新たに、ヘンプオイル(麻実油)がブームの兆しを見せており、新油だけで200億円市場の構築も見えてきた。

アマニ市場のフロントランナーである日本製粉では、アマニの事業規模が数年で5 ~ 6 倍に拡大。量販店向けに展開する『アマニ油』は、「春までは品薄状態が続いていたが、徐々に解消しつつあり、店頭への供給が追いつき始めた」という。一方、通販・健食ルート向けに展開する『アマニ油』は、「原料確保・生産体制にメドが付き、年内にも安定供給ができる見通し」としている。

日本アマニ協会によると、「アマニの国内流通量は、1,000tから7 ~ 8 倍の輸入量になっている」と分析。一方で、工業用アマニを使用した商品など、粗悪品の流通が懸念されていることから、「認定商品制度の運用・普及を進めていく」としている。原料不足、粗悪品の流通などの課題に対しては、参入各社や協会の迅速な取り組みが奏功、課題がクリアされつつある。

「機能性表示食品の登場」「新規植物油の台頭」「新規ユーザー獲得」を背景に、植物油市場(家庭用油+新油)が1,500億円に到達する日は近い。




健康産業新聞1584号(2015.11.18)より一部抜粋
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