2015年11月12日
【ウコン】350億円突破!

アルコール・二日酔い・肝機能対策の代表格として、一大市場を形成するウコン。「ノンアルコール飲料の台頭」「若年層を中心とした飲酒人口の減少」「飲酒のライト化」を背景に伸び率が鈍化しているものの、累計10億本超えの販売実績を持つ『ウコンの力』(ハウスウェルネスフーズ)が6割シェアをキープするなか、サントリー食品インターナショナル、日本コカ・コーラ、ゼリア新薬、キリンビバレッジ、佐藤製薬など、大手各社が続々市場参入。販売チャネルの拡大、(ドリンク製品の)高単価化を背景に、市場規模は350億円に到達した。新たな切り口として、米国では主流となっているクルクミンでの抗炎症サプリメント(ロコモ対策)の開発が進展。また、「肝臓」「血管」「筋肉」の3カテゴリーで機能性表示への届出を済ませた企業もあり、今後は、アルコール対策以外の分野での市場拡大も進みそうだ。


◆マーケットサイズ 10年で3倍強に拡大

ウコンが機能性食品としてブレイクしたのは98年前後、02年には“沖縄ブーム”が追い風となり、さまざまな形態のウコン商品が上市され、その後、化粧品分野における「琉球コスメブーム」もあり、02年には100億円を突破した。今回の集計では、ウコン市場は350億円(末端ベース)を突破。04年の『ウコンの力』の上市以降、マーケットサイズは10年で3 倍以上に膨れ上がっている。大手の相次ぐ参入、販売チャネルの拡大、高単価化―― などが市場拡大の背景にある。高単価化については、200円前後のドリンク製品を主流に、有効成分強化を図った300円以上の商品も登場している。

350億円市場の内訳としては、ドリンクタイプが7 割を占め、サプリメント(粒・顆粒)、茶製品などが続く。畜産分野でもウコンの機能性が評価され、飼料に混ぜ込むことで、栄養強化を図った「ウコン卵」をはじめ、「ウコン米」「ウコン豚」「ウコン牛」なども登場しており、それらを含めると、「すでに市場規模は400億円を超えている」という見方も。


◆ウコンの力、累計10億本超、売上128億円に

フロントランナーである『ウコンの力』(ハウスウェルネスフーズ)は、累計販売量が10億本超えた。「飲酒頻度の低下」「飲酒のライト化」を背景に苦戦を強いられたが、新成分・ビサクロンでシリーズ品のバージョンアップを図ったことが奏功。

また、昨春投入した『ウコンの力レバープラス』が順調に推移し、前期の売上高は128億円となった。

同社では、「摂取タイミングを含めて、ウコンドリンク(サプリメント)のニーズは細分化されている。市場拡大には、新たな切り口が必要」(機能性事業本部・部長・相馬修氏)と分析。ヘビーユーザーを中心とした従来のラインアップに加え、今年6 月には、ライトユーザーをターゲットに据えた『ウコンの力パイン&ピーチ味』を上市。9 月には『ウコンの力レバープラス粒タイプ』を投入するなど、積極攻勢をかける。中国市場では、「ウコンの力」で保健食品を取得し、「早期に年商25億円を目指す」計画を打ち出すなど、多面的な展開を図っていく。

ウコン市場が拡大を続けている背景には、大手企業が続々参入していることが大きい。『ウコンの力』に需要が喚起されたことで、新製品開発が加速している。

『ヘパリーゼW・Wハイパー』(ゼリア新薬工業)、『リアルウコン』(日本コカ・コーラ)、『超ウコン』(サントリー食品インターナショナル)など、各社では年末・年始のハイシーズンに向けて、PRを強化。原料サプライヤーへの取材では、「ウコンドリンクのPB化を計画している小売大手チェーンもある」という。また、某飲料大手では、「ウコンの認知度は抜群。先行各社が機能性表示の届出をしないのであれば、チャレンジする価値はある」としており、今後もウコン市場への参入が続きそうだ。





健康産業新聞1583号(2015.11.14)より一部抜粋
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