2015年10月30日
【毛髪・頭皮ケア】ヘアカラートリートメント好調

髪の悩みを持つ人が増えている。最近では、高齢者だけでなく、美容・健康を気にして、若い年代からヘアケアに興味を抱く人も多い。リーブ21の調査では現在、4,000万人以上が薄毛に悩みを抱えているとの報告もあり、ヘアケア商材市場は好調に推移している。ヘアケア市場全体で、ヘアカラートリートメントが好評であることに加え、体の内からのケアをコンセプトとするヘアケアサプリメントの商品開発も進んでいる。さらに、独自技術によるヘアケア商品の開発も活発化。各企業が差別化に向け、注力していることがうかがえる。


◆中高年層の需要増 20代男性も75%が薄毛に悩み

ストレス、加齢、食事や運動不足、睡眠不足などの生活習慣が乱れることで起こるとされる薄毛。男性型脱毛症(AGA)など、男性が主流であった薄毛の悩みだが、昨今では女性の男性型脱毛症・FAGAという症状の存在も確認されており、男女の区別なく、薄毛に悩みを抱える人々が増加している。

リーブ21が2013年、10~60代の男女4,800人を対象に実施した調査によると、脱毛が進んでいると感じているのは、男性で約39%、女性で約23%、全体では推定約4,200万人という結果が出ている。薄毛は加齢とともに進行するため、高齢化が進む中、薄毛に悩む中高年層は今後も増加すると予想されている。一方で近年は、20代男性の7割強が薄毛に悩みを持っているという調査結果もあり、中高年層だけでなく、若年層でも毛髪への関心が高いことがうかがえる。

こうした中、育毛剤だけでなく、シャンプーやトリートメントなどにも毛髪や頭皮のケアに重点を置いて開発された高機能製品が登場している。

シャンプーでは、洗髪という主目的に加え、髪の芯まで栄養を届ける、潤いを補給するといった商品、毛髪の生育に欠かせない頭皮環境に着眼したスカルプケアを訴求した商品などが人気となっている。またトリートメントでは、毛髪のコンディショニング機能に加え、染毛成分を配合し、ケアしながらナチュラルに髪を染めるヘアカラートリートメントがヒット。通販ルート中心のニッチなマーケットから、近年はホーユーやディーエイチシーなど大手メーカーも参入、販路もドラッグストアなど店販ルートに拡大している。

◆ヘアケア化粧品類6,000億円市場、サプリとコラボで拡大加速

経済産業省の化学工業統計によると、2014年の頭髪用化粧品の出荷金額は約4,144億円(前年比103.8%)、医薬部外品については、2013年度の厚生労働省薬事工業生産動態調査によれば、毛髪用剤の薬用シャンプー・リンス、育毛液剤、染毛剤の4品目の生産金額が、約1,800億円(同122.5%)と増加傾向になっている。先月発表された矢野経済研究所の調査では、毛髪業の市場規模は1,401億円(同100.9%)、ヘアケア市場全体では4,414億円(101.4%)としている。これらヘアケア化粧品類に加え、近年は毛髪に良いとされる成分を配合したサプリメントの開発も活発化。大手育毛サロンとの共同開発やOEM供給などで実績を上げるサプリメントメーカーも見られるなど、内外から毛髪・頭皮ケアにアプローチする動きも進んでおり、ヘアケア市場の底上げに貢献している。




健康産業新聞1582号(2015.10.21)より一部抜粋
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