2015年10月27日
【抗ストレス市場】機能性表示食品の登場で活況

今月に入り100品を突破した機能性表示食品(消費者庁受理)。なかでも、
これまでトクホでは表現できなかった“緊張感の低減”や“睡眠の質の向上”、
“精神的ストレスの緩和”といったストレスに対する機能性表示食品が次々と
登場し、注目を集めている。現代人のストレス疾患患者は増加の一途を辿って
おり、労働安全衛生法改正により今年12月からはストレスチェック制度も
義務化される。抗ストレスを訴求する機能性表示食品やサプリメントへの
関心は今後ますます高まりそうだ。


テレビCMや新聞広告でも目にする機会が増えてきている機能性表示食品。
今月8 日時点で103品の機能性表示食品が消費者庁に受理され、
ようやく100品を突破した。整腸作用や抗肥満、血圧ケアなどトクホでは
おなじみの表示を中心に、保湿やアイケア、関節ケアなどトクホでは
表示できなかったテーマの機能性表示食品も誕生し、新たな市場形成に期待が
高まっている。なかでも注目されるのが、精神的疲労をターゲットにした
機能性表示。現時点受理済みの103品の内6 品が精神的な疲労など、
ストレスケアをテーマにした機能性表示となっている。

「L -テアニン」を関与成分とした機能性表示食品は3 品。
森下仁丹(サプリメント)、伊藤園(飲料)、タイヨーラボ(サプリメント)で、
“作業などに由来する緊張感を軽減する”、“夜間の健やかな眠りをサポートする”、
“起床時の疲労感や眠気を軽減する”といった機能性を盛り込んだ。
“GABA”を関与成分とした商品で受理されたのがプロント(サプリ)と
安曇野食品工房(ゼリー食品)の2 社。“事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを
緩和する”として、ストレスを直接的テーマにした訴求とした。
このほか、「グリシン」を関与成分とした商品を販売する味の素では、
“すみやかに深睡眠をもたらす、睡眠の質の向上”など睡眠に関する複数の
表示を行っている。また、食品開発展では、抗ストレス、抗疲労、安眠作用を
テーマに、常磐植物化学研究所の『ベネトロン®(ラフマ抽出物)』、
BHNの『NoTress(酵母ペプチド)』、龍泉堂の『Wellmune®(β-1,3/1,6グルカン)』、
アミノアップ化学の『ETAS(アスパラガス抽出物)』など、新制度の利用を見据えた
素材提案も活発に行われていた。

抗ストレス商品登場の背景には、精神的ストレスを抱えるストレス疾患者が
増加している点にある。厚労省「平成25年国民生活基礎調査の概況」によると、
悩みやストレスを抱える層は男女とも過半数を占めるとし、精神疾患患者としては
300万人を越えると言う。今年に入り労働安全衛生法も改正。12月には50人以上の
事業者にストレスチェックテストを義務づける制度がスタートするなど、
ストレス対策は急務となっている。


健康産業新聞1582号(2015.10.21)より一部抜粋
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