2015年9月8日
【青汁】上半期好調維持、市場規模1000億円の大台が間近に!

20〜40代利用者拡大へ

今年上半期(1~6月)の青汁市場は昨年の好調を維持し、通年で市場規模1,000億円の大台が射程圏内に入った。青汁の主要購買層は50~60代だが、ここ数年、30~40代の利用者が増加。「グリーンスムージー」の需要も高まり、若年層の掘り起しにも成功した。店販ルートを中心としたインバウンド特需も市場成長を後押しする。青汁製品で10億円以上を売り上げる企業の中で、著しい伸びを記録したのが山本漢方製薬で、前期比倍増となった。青汁の加工を得意とする受託加工サイドも順調に受注量を伸ばしており、「新規の引き合いは多い」、「青汁とグリーンスムージーの受託加工が増え続けている」などの声が数多く聞かれた。

■店販ルートはインバウンド特需も「グリーンスムージー」上市相次ぐ

今年上半期の青汁市場は、食系・薬系ルート、通販ルートとも商品投入が活発で、好調を維持した。特にドラッグストアルートはインバウンド需要の影響もあり、売り上げを伸ばす企業が相次いだ。これまで長年、青汁市場を牽引してきた販売チャネルは通販だが、ここ数年、店販ルートでの売り上げが急伸しており、シェアは拮抗しつつある。また青汁市場では、スーパーフードブームに乗り、水溶性食物繊維やビタミン・ミネラルなどの栄養素を摂取できる「グリーンスムージー」の上市が相次ぎ、20~40代女性の需要掘り起こしが進んだ。

ドラッグストアシェアトップの山本漢方製薬では、『大麦若葉粉末100%』の1 ~6 月の売上高が前期比倍増と急伸し、通年でも倍増となる見通しだ。国内需要の増加に加え、昨年末よりインバウンド需要も急増。工場をフル稼働させ対応しているが、国内への供給を優先させるため、対中輸出を一時中断する措置をとった。

薬系ルートでは、大木やヤクルトヘルスフーズの青汁販売も好調で、試飲会やスティック分包によるトライアルセットの投入などを活発に行う。ファンケルでは6 ~ 8 月に青汁のテレビCMを実施し、導入店舗などでの拡販を進めている。低価格品ではユーワの「大麦若葉の青汁100%」が売れ筋。ただ、薬系ルートは寡占化も進んでおり、特に100%粉末品による新規参入は難しい状況だ。

通販ルートは競争が激化しており、企業間で明暗も。『緑効青汁』を展開するアサヒ緑健は堅調に推移。7 ~12月は微増を見込む。一方、キューサイはケール青汁の販売不振から、昨年10月にキューサイファーム千歳をエア・ウォーターに売却。関連会社のキューサイファーム島根に生産拠点を集約させた。大手通販メーカーでは、えがお、やずや、エバーライフ、新日本製薬、サントリーウエルネス、世田谷自然食品などが青汁製品の販売に注力する。

受託製造企業も順調に受注量を伸ばしている。シェフコ、ミナト製薬、東洋新薬、九州薬品工業、アピ、備前化成、日本薬品開発など主要各社への取材によると、1 ~ 6 月の青汁の売上高が2 ケタ増となった企業は8 割強を占める。健康産業新聞が6 月に実施した健食製造企業を対象としたアンケート調査でも、上半期の人気受注素材ランキングで「青汁」は2 位にランクイン。下半期の人気受注素材ランキング予想でも2 位となるなど、受注素材として高い人気を保っている。各社とも青汁の受注増に対応するため、分包・充填機の増設や原料の安定確保などを進める動きが活発だ。



健康産業新聞1578号A(2015.8.19)より一部抜粋
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