2015年6月30日
【健食受託企業調査】2015年上半期人気受注素材&下半期予想ランキング

健康食品受託加工・製造企業各社に聞いた2015年上半期の受注素材は上位が大きく変動。植物発酵エキス(酵素)がトップに立ち、青汁が続いた。植物発酵エキスは昨年の下半期にコラーゲンと並ぶトップに立ったが、本年の集計ではコラーゲンは3位に。また昨年の集計では圏外だったココナッツオイルが4位にランクイン。乳酸菌も大きく票を伸ばすなど、新たな傾向が見受けられた。




本紙編集部では国内の健康食品受託加工・製造企業各社を対象に2015年の上半期の人気受注素材と下半期に予想される人気受注素材について調査し、80社から有効回答を得た。

人気受注素材で回答があったのは50種類以上。品目は多岐におよび、これまでよりもバラエティーに富んだ顔ぶれだった。比較的、消費者の認知度が高い既存の素材が安定して票を集めたが、一躍ブームとなった新素材もランキング上位に食い込む結果となった。

1 位を堅持したのは植物発酵エキス。回答企業からは、依然として受注に衰えは見られないという声が寄せられた。この背景には安定した国内需要に加え、外国人観光客(主に中国人)向けのインバウンド需要の伸びがあげられる。断食健康法であるファスティングでの利用に加え、美容、冷え対策など用途は多岐にわたっている。新製品やリニューアル品の投入も進んでおり、リピーターは増加。受託メーカーでは「ブームの終息はまだまだ先」「国内需要が一服しても、海外からの訪問客数が右肩上がりなので引き続き安定した伸びが期待できる」などという見方が多数を占めている。こうした声に裏付けられるように、下半期の予想でも1 位となった。2 位は定番化した青汁。新規参入も増加しており、2014年の市場規模は930億円(前年比7 %増)。市場の競争は激化し、主要企業がやや伸び悩む中、大手食品・化粧品メーカーなどが売り上げを伸ばした。「おいしさプラス低価格」がキーワードで、果汁エキスやココアなどを配合した製品も相次いで発売された。ダイエット食品市場の拡大にともない、グァーガムやチアシードなど膨張系素材を配合したスムージータイプの商品も人気を集めている。コラーゲンは、昨年の首位から3 位にランクダウン。国内の主要企業で組織する日本ゼラチン・コラーゲン工業組合の発表によると、原料は前年度比で12.1%減。10年度をピークに減少が続いており、大半を占める「食用」は15.5%減と苦戦した。市場では、美容・美肌一辺倒の訴求は他の素材と競合することになり厳しいとみられているが、骨・関節・筋肉や高齢者の床ずれ予防などの用途での採用も増えつつある。特に関節は、機能性表示食品の関与成分としても利用されたこともあって今後はさらなる注目を集めることは必至だ。脳機能やダイエットなどでブームとなったココナッツオイルは4 位に。下半期の予想でも5 位に入った。昨年からオイルのびん充填業務の依頼が殺到し、受託市場を賑わせた。輸入原料の品質確保や現地からの船便が遅れることもあり、生産スケジュールの管理なども重視される。6 位には乳酸菌がランクイン。前年と変わらず安定感をみせた。一方でプラセンタが前年の4 位から5 位に後退。ひと頃の過熱ぶりから市場は成熟化にシフト。上半期では、ココナッツオイルと配合した商品も登場した。





健康産業新聞1574号(2015.6.17)より一部抜粋
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