2015年4月22日
機能性表示届出、「アイケア」「抗酸化」「脂肪対応」等の機能で

βグルカン、ヒアルロン酸、アスタキサンチンなど


機能性表示食品」第1号、6月にも誕生―― 4月1日スタートした機能性表示食品制度は、
ガイドライン正式版の公表が3月31日までずれこんだものの、アサヒビール、大塚製薬、
キユーピー、サントリーウエルネス、太陽化学、ファンケル、マルハニチロほか、大手・
有力企業が一斉に届出を行った。表示はアイケア肌対応、抗酸化、脂肪対応などのほか、
“トリプルヘルスクレーム”を狙う企業も。関与成分はβグルカン、ヒアルロン酸、
アスタキサンチン、ルテイン、テアニン、DHAなど多種多様。届け出件数は6日15時の段階で
80数件と、順調な滑り出しとなっている。

受理されれば、6月にも初の「機能性表示食品」が登場する。カネカや味の素など、
近く届出予定の企業もあり、初年度に「機能性表示食品」への移行がどこまで進むか、注目だ。


1 ~ 6 日で届出80数件に


機能性表示食品の届出ガイドライン正式版がウェブサイトで公開されたのは、制度が
スタートする前日の3 月31日。ガイドライン案をもとに申請準備を進めていた企業は
これを踏まえて初日の届出にこぎつけた。山口俊一消費者担当相は7 日の記者会見で、
6 日15時現在で80数件の届出があったことを報告。「結構期待が高いんだなという感じ」
と話した。「近日中に届出状況の公表を行いたい」とした。

事業者責任に基づく「機能性表示食品」は、制度の趣旨を逸脱した表示が行われていないか、
必要な書類がそろっているかといった形式的なチェックを経て受理される。どの程度受理
されるかは未知数だが、問題がなかった商品は消費者庁ウェブサイトで情報開示され、6 月にも
販売が可能になる見通しだ。


サントリー、ファンケル、アサヒグループ、富士化学工業など


本紙は主要企業への聞き取りを行い、80数件のうち約40件の届出状況を確認した(一部を抜粋して
下表に)。健食通販大手のサントリーウエルネスは、「セサミンEX」で抗酸化関連表示を狙う。
ファンケルは4 つの関与成分を用いたサプリ「えんきん」などで申請。キユーピーはヒアルロン酸の
研究レビューに基づき、「肌の水分保持」関連の表示を届け出た。太陽化学では、子会社のタイヨー
ラボが「L-テアニン」などを用いた2 品の届出を行った。アサヒグループホールディングスでは、
グループのアサヒ飲料、アサヒビール、アサヒフードアンドヘルスケアなどが届出を行うといった
多面的な展開を見せている。はくばくでは、大麦βグルカンを関与成分に、「コレステロールの低下」
「満腹感の維持」「腸内環境を整える」の“トリプルヘルスクレーム”を狙う。富士化学工業では7 日、
アイケア表示でアスタキサンチンの届出を行った。「最終商品」および「成分の研究レビュー」の
2 パターンで届出。“機能性表示対応原料”として、自社培養するアスタキサンチンの原料・OEM供給に
弾みを付けていく方針だ。JAかごしま茶業では、べにふうき緑茶で届出を行っており、農林水産物の
活用も進みそうだ。このほか、詳細は非開示としながらも、大塚製薬、マルハニチロ、山田養蜂場
などが届出済み。DgSの要請を受けて、1 社で8 品程を届け出る企業もある。

現在準備中の企業は味の素、カネカ、森永製菓ほか。カネカは還元型CoQ10での届出を近々にも行う。
グルコサミンサプライヤーの甲陽ケミカルは、原料での対応を行う一方で、自社製品での届出を準備
している。四国乳業では、「L8020菌」を用いたはっ酵乳について、歯・歯ぐきの健康に関する表示で
届出準備中。問題がなければ5 月にも申請予定という。準備中企業の届出予定数を考慮すると、届出が
100品を軽く上回るのは確実。ただ、情報筋によると書類に不備があったケースもあるといい、実際に
受理される件数がどの程度になるかは不透明な状況だ。「機能性表示食品」がメディアで取り上げられる
ケースが加速的に増えたこともあり、受託企業や原料サプライヤーには「研究レビューの受託企業は
あるか」「相場はどれくらいか」「制度に対応可能な素材はあるか」といった問い合わせが急増。
検討中の企業は大手を含めて相当数に上っており、こうした予備群を含め、「機能性表示食品」の
届出支援ビジネスも一気に熱を帯びてきている。


健康産業新聞1570号(2015.4.15)より一部抜粋
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