2014年10月23日
<特集>我社の美肌戦略

スキンケア化粧品、機能強化で差別化


この数年、着実に伸長しているのが美肌・美容市場だ。
高齢化や女性の社会進出が進む中、化粧品市場ではエイジングケアや
美白、高保湿、ニキビケアといった「機能強化商品」が主流に。
一方、体の内側からケアするインナービューティーの重要性が認知され、
サプリメントやドリンクの摂取による美肌対策も定番となってきた。
今後も拡大が見込まれる美肌市場において、各社がどのような取り組みを行っているのか――
注目の技術やアイテムをレポートする。


スキンケア化粧品市場
「機能強化化粧品」が主流


化粧品市場の成熟化に伴い、付加価値や機能性などといった差別化商品の投入が加速している。
国内外、業種を問わず新規参入企業も多く、製品数は毎年増加、消費者側も機能を重視する傾向に。
さらに2010年に発生した茶成分配合の石鹸による健康被害や、昨年発生した大手メーカーの
独自美白有効成分配合製品の回収などが影響し、消費者の安全・安心思考も高まっている。

本紙が今年6 月に実施した化粧品受託製造会社への調査でも、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ
といった定番素材に続き、ビタミンC、セラミド、EGF、幹細胞など、機能性素材がランクインした。
こうした流れを受け、各社は安全性が高く、バックデータに基づく製品の提案を加速している。
岩瀬コスファでは、皮膚バリア機能の修復・保護効果が期待できる低融点の合成擬似セラミド『CeramideBio』
を提供する。ムラサキバレンギクなど6 種類の植物エキスを配合したオリジナルクリーム『REPAIR CREAM』は、
抗シワ製品評価ガイドラインに準拠した試験を実施済み。高シワ表記可能な最数製品として好調に推移する。
エーザイフード・ケミカルでは、ビタミンEの一種であるγ-トコフェロール『ガンマブライト』と
トコトリエノール素材『トコリット-92』を供給する。化粧品原料としてシワ、毛穴改善作用や塗布による
色素沈着、明度の改善効果といった美白関連など複数のエビデンスを持ち、大手メーカーなどで化粧品原料として
採用が進んでいる。日光ケミカルズでは、肌の保湿機能や弾力改善作用を確認している『NIKKOL レチノールH10』、
皮膚内でビタミンC活性を示し、美白、酸化ストレス、DNA損傷の緩和、ニキビの発生・増悪防止に有用な
『NIKKOL VC-IP』などを機能性化粧品原料として提案する。

受託企業でも、機能性原料の開発・提案を強化している。東洋ビューティは、高安定・高安全型美白製剤として
ビタミンC誘導体『ファンコスC-IS』を供給。メラニン産生抑制、コラーゲン産生促進、細胞賦活などの作用が
期待できるとし提案を進める。スキンケア化粧品の製造を得意とするフェイスラボでは、医薬部外品の美白化粧品に注力。
オリジナル医薬部外品美白シリーズの製造・開発をサポートする。


健食市場をけん引する美肌・美容分野


女性の就業率の上昇、アクティブシニア層の人口増加、「美と健康」に対するニーズの高まりなどを背景に、
インナービューティー訴求食品の市場が拡大している。食品メーカーをはじめ、化粧品メーカー、医薬品メーカーから、
美肌・美白対策や、ホルモンバランス改善、加齢に伴う肌ダメージや老化抑制、冷え改善などを訴求した新商品が
相次いで上市されている。本紙が今年6 月に実施した健食受託製造企業への調査でも、受注件数が伸びている
カテゴリーのなかで「美容・美肌」分野が圧倒的首位だった。素材別では、コラーゲン、プラセンタ、
植物発酵エキス(酵素)、青汁などの受注が多く、内外美容商品の人気が高いことが伺える。
薬系ルートで美肌サプリメントを展開するリブ・ラボラトリーズでは、肌ケア・肌トラブル対策の美肌サプリメント
『デル・ヒムコスEX』を展開。豚由来のヒアルロン酸を主成分に、コラーゲンペプチド、プラセンタなど、
人気の美容成分を配合している。
すこやか食品は、国内実績16年のロングセラー製品『コラーゲンマトリックス』を販売。Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型をバランスよく配合しており、
モニター試験では肌水分量の有意な上昇を確認している。

健食市場をけん引する「美肌・美容」分野。新たな機能性表示制度を契機に、更なる市場拡大が期待できそうだ。

健康産業新聞1550号(2014.10.15)より一部抜粋
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