2014年8月28日
更年期女性に向けたサプリ投入が活発 大豆イソフラボンの利用拡大

ホルモンバランスが崩れやすい女性は、肌荒れや冷え性、貧血、生理不順、むくみ、便秘など、様々な症状に悩まされている。特に最近では、不規則な生活やストレス、偏食や無理なダイエットなどにより、更年期障害や不定愁訴を訴える人が増えているという。こうした女性の悩みをサポートするとして注目されている素材は、大豆イソフラボン、プラセンタ、鉄、ビタミンE、酵素など。原料サプライヤーは女性特有の症状に訴求したエビデンスの構築を加速している。最終商品では、ダイエットやむくみなど、女性の潜在ニーズに焦点を当てた商品が多いが、最近では更年期以降の女性に焦点を当て、美と健康維持を訴求した商品の投入が活発化している。




■更年期以降の女性に向けたサプリの投入が活発化
近年、大手メーカーを中心に、更年期以降の女性に向けたサプリメントの投入が相次いでいる。昨年10月には、キッコーマンが大豆イソフラボンアグリコンやビタミンD3、葉酸などを配合した『からだ想い基本のサプリ』を発売。さらに今年に入り、ファンケル、サンスター、大塚製薬、ディノス・セシールなどが、それぞれ40代以上の女性に向けた商品を投入している。この時期のケアはその後のQOL、および健康寿命の延長に影響するとも言われ、各社は「40代からのからだの変化」「女性特有のゆらぎ」をサポートするとして提案を強化している。

更年期障害とは、卵巣機能の衰えによるホルモンバランスの乱れが原因で起こる身体的・精神的不調。ホットフラッシュや動悸・息切れ、不眠、便秘、下痢などの症状が発症するとされている。最近では、20代、30代女性の間でも、更年期障害に似た不定愁訴を訴える人が急増しているとの報告も。過度なダイエットや偏食、ストレスや睡眠不足などにより、ホルモンバランスが乱れることが原因とされているようだ。

こうした女性特有の症状に対応する素材は、プラセンタ、ローヤルゼリーなどがあるが、最近では特に大豆イソフラボンを含有した商品が数多く市場投入されている。大豆イソフラボンの一種「ダイゼイン」は、腸内で代謝されて「エクオール」という成分になり、女性の健康と美容をサポートすることが分かっている。エクオールは全ての人が体内で生成できるというわけではなく、日本人では2人に1 人が生成できるとされている。しかし、近年の食生活の欧米化により、若年女性では2 割程度に留まるとのデータも。また生成出来る人であっても、大豆食品を摂取する機会が減っていることが課題となっている。

食生活の欧米化による大豆不足を背景に、原料サプライヤーの提案も活発化している。ニチモウバイオティックスでは、ダイゼインを約70%含有する『アグリコン型イソフラボン』を提案しており、更年期障害や不妊対策などに焦点を当てたバックデータを武器に、女性サポート素材としてPRする。フジッコでは、更年期対策、骨粗鬆症予防、美容対策として、大豆イソフラボンと黒大豆ポリフェノールを、サプリメントや一般食品向けに供給する。一方、プラセンタには更年期障害の原因である女性ホルモン(エストロゲン)の減少を抑える効果と生産を促す作用があるとされている。天然科学研究所は、更年期障害や肌トラブルなど女性特有の悩みに訴求する素材として、国産豚プラセンタの原料・OEMと受託加工の提案に力を入れている。




■ダイエット、冷え、むくみなど…潜在ニーズへの提案も増加
女性の潜在ニーズに対応した商品提案も増えている。特に安定市場を築くダイエット分野への商品投入が活発で、中でも手軽にできるダイエット食品の人気が高い。先月にはファンケルヘルスサイエンスが、変化する大人の体質をサポートする『大人のカロリミット』を発売したほか、オルビスが痩せにくい大人のための炭酸ドリンク『スーパーアロニアスパークリング』を投入している。ロッツはこのほど、ユーグレナをはじめ59種の天然栄養成分やイヌリンを配合した『キングバイオみどりむしダイエット』、1 カプセルに66億個の生きた酵母菌を配合した『生酵母』を上市し、提案を強化している。今年9 月に保険医療機関でのサプリ販売が正式解禁されることや、来年3 月までに導入される食品の新たな機能性表示制度を背景に、さらなる市場拡大が期待できそうだ。




*最近発売された主な女性サポートサプリ
・パセノール/パセノールドリンク(森永製菓)
・実感スタイルUP/実感ビューティUP/実感エネルギーUP(ファミリーマート/DHC)
・EQUELLE(大塚製薬)
・イソフラボンビューティー(アテニア)
・スマーティア 大豆のごちそう(ディノス・セシール)
・エクイタンス ウェルヴィータ(サンスター)
・「キッコーマン からだ想いシリーズ」(キッコーマン)
・スーパーアロニア スパークリング(オルビス)
・大人のカロリミット(ファンケルヘルスサイエンス)
・プラセンタ Saiby(キューサイ)
※順不同




健康産業新聞1538号(2014.7.16)より一部抜粋
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