2014年8月27日
【機能性糖質】希少糖の相次ぐ投入で市場活性化へ

消費者の健康意識やダイエット志向の高まりを背景に、低カロリー・シュガーレスの機能性糖質・甘味料の利用が広がっている。市場ではエリスリトール、スクラロース、L-アラビノース、トレハロース、ステビア、ネオテーム、アガベ、オリゴ糖など数多くの素材が流通。味質・風味改善や低カロリー設計の食品開発には不可欠な素材として定着する。機能性糖質では、今春、香川県が産官学連携によって開発した「希少糖」を利用した商品が大手飲料メーカーなどから相次いで投入され、市場を賑わせている。清涼飲料、菓子、乳製品などの一般食品のほか、ダイエット食、錠剤・錠菓、糖尿病食などでの需要拡大が期待される機能性糖質・甘味料をレポートする。




■“ゼロ系”ブーム落ち着き 甘味、風味重視の素材選定へ
機能性糖質・甘味料の消費量が最も多い食品形態の1 つが清涼飲料で、7 年連続で生産量が伸長している炭酸飲料での需要が増加している。“ゼロ系食品”ブームがやや落ち着く中、特に市場拡大が目覚ましいのが炭酸飲料のトクホだ。炭酸トクホでは、サントリー食品インターナショナルの『ペプシスペシャル』、キリンビールの『キリンメッツコーラ』、花王の『ヘルシアスパークリング』、伊藤園の『スタイリースパークリング』などが流通しており、低カロリー・糖質オフを訴求する。甘味料にはアスパルテーム、アセスルファムK 、エリスリトール、スクラロースなどが利用されている。

清涼飲料水市場では、希少糖を利用した商品も相次いで投入され、売り上げを伸ばしている。伊藤園は3 月に希少糖「D-プシコース」を配合した『希少糖ソーダ』を発売。7 月には、ミニストップが希少糖を使用した『M’s S T Y L E カフェオレライト』を上市した。希少糖は香川県内の10機関が参画し、プシコースの大量生産技術を確立。現在、松谷化学工業が希少糖含有シロップ『レアシュガースウィート』の原料を供給しており、現在約200製品(約80社)に採用されているという。希少糖は低カロリーであることに加え、体脂肪低減作用や砂糖・でん粉の消化吸収抑制作用などの生理機能を持ち、4 年前には血糖値関連でトクホ申請も行われるなど“体にやさしい次世代甘味料”として注目されている。

機能性甘味料では、味の素が来月11日に発売するフラクトオリゴ糖を関与成分とする整腸関連トクホ『パルスイートビオリゴ』の動向に関心が集まっている。同社では、テレビC M などを積極的に投入し、「オリゴ糖甘味料市場の活性化と拡大を図る」としている。このほか、天然由来の甘味料を使った大型商品では、大塚製薬が昨年4月に発売したカロリーオフの『ポカリスエットイオンウォーター』に、甘さを改良するため羅漢果エキスを初めて利用。甘味料のサプライヤーサイドからは、「新たな甘味改善」の組み合わせ素材として、羅漢果が再注目されている。健食市場では、美容・健康飲料やゼリー、ダイエット食品、錠剤・錠菓などタブレットでの利用が多く、商品設計上、糖アルコール・高甘味度甘味料は不可欠な素材となっている。




健康産業新聞1538号(2014.7.16)より一部抜粋
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