2014年7月3日
「馬油」市場75億円、通販好調 100%クリーム・石けんが売れ筋

馬油市場は消費者の自然志向や本物志向の高まりを背景に、高い体感性や天然由来の伝統素材であることなどが評価され、2013年市場規模は前年比2%増の75億円と堅調に推移した。今年上半期は消費増税に伴う駆け込み需要があり、馬油大手の薬師堂では3月売上高が前年同期比90%増と急伸。通販、ドラッグストアルートとも好調だった。売れ筋は無添加・純白の馬油100%クリームと石鹸。ヘアケア商品も市場を底上げする商材として定着しつつある。受託サイドでは、通販ルートからの受注量が伸び、多くの企業は通年でも増収を見込む。一方、馬肉消費の減少に伴い、国産馬脂原料の安定確保も大きなテーマとして浮上している。




■航空・鉄道会社の共同企画品続々
各メーカーが主力商品として位置付けているのが、体感性が最も期待できる純粋馬油100%のクリームやローションオイルだ。馬の油市場で約半数のシェアを持つ薬師堂では、馬油100%の『ソンバーユ(無香料)』を中心に売り上げを伸ばし、ドラッグストアルートで前年比20%増と伸長。通販や物産展ルートも順調に売り上げを伸ばした。3 月は消費増税前の駆け込み需要から前年同月比90%増と伸長。その反動減の影響があるものの、9 月期決算では増収を見込む。
主な販路は、通販、ドラッグストア、催事、高速道路、公共交通機関、ホテル、レジャー・宿泊施設の土産店など。販路別では、ネット通販が好調で、購買層は50~60代女性から20~40代へと広がっている。肌美和では、馬油クリームに女性に好まれるさくらの香りがする『肌馬油さくら』を販売し、20~40代の新規顧客を開拓することに成功。ケンコーコムの化粧品売れ筋ランキングでは、薬師堂の馬油100%クリーム『ソンバーユ無香料70mL』が長年1 位をキープしており、ロングセラー商品として力を発揮する。

馬油の主なOEMメーカー各社への聞き取りによると、通販ルートからの受注が好調に推移したほか、航空会社や鉄道会社など公共交通機関との共同企画品も人気を集め、新たな需要の掘り起こしにつなげた。肌美和では航空会社のソラシドエアとの共同開発品が好調だ。日本食品では、九州J Rが昨年10月15日に運行を開始した豪華寝台列車「ななつ星in九州」の客室内で提供するアメニティグッズとして、「BIHADA OIL(美肌オイル)」シリーズからシャンプー、トリートメント、ボディソープの3品が採用され、5 月24日から車内販売も開始した。またホウリンでは美白の効能を表示する医薬部外品の馬油化粧品のOEM供給が伸び、アジア向け輸出の受注量も増えたという。ここ数年は、手づくりタイプの石鹸の人気も高まっており、受託サイドでも「馬油石鹸の引き合いは多い」という。末端市場では、薬師堂の『ソンバーユ 馬油石鹸』が同10%増と順調に売り上げを伸ばした。





健康産業新聞1534号(2014.6.18)より一部抜粋

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