2014年7月1日
2014年上半期総括【ヘルスチェック/ヘルスケア機器市場】

政府が成長戦略の柱として掲げる健康寿命延伸産業の振興策を受け、
健康産業界に期待と注目が高まる中、今年上半期の健康機器など
ノンフーズ分野の市場でも様々なヒット商材、注目商材が登場した。


■ウエアラブル端末、スマホを用いた健康アプリの上市相次ぐ


身に着けられる次世代のデジタル機器として昨今、開発が進んでいるウエアラブル端末。
なかでも健康分野への普及が一歩先んじている。日常生活をしながら歩数や脈拍、睡眠など
身体の活動量を計測できるリストバンドやメガネ、腕時計、シャツ、パンツ―― など
関連アイテムが続々上市され、健康測定器メーカーをはじめ、国内外の家電・通信大手なども相次いで参入。
これら測定データをスマートフォンの健康アプリで管理できるサービス、
運動・栄養指導などが受けられるサービスも相次いで登場するなど、市場は活況を呈している。

健康管理サービスを提供するある企業からは、「例えば血圧や血糖値の高いとのデータが出た人に、
関連のサプリメントを薦める、運動が必要な人にフィットネスクラブ利用を促す、スポーツギアの物販を薦める―― など、
物販とのリンクも必要だと考える」との指摘も。
今後市場全体の活性化には、測定データの二次活用を購買に繋げていく仕組み作りが課題となっているようだ。


■ロコモ対策、機器分野でもようやく動き


健康寿命の延伸分野において、「ロコモティブシンドローム対策」の製品・サービス市場の拡大に
期待されている中、いち早く関連素材や商材を投入した健康食品業界と比較して、健康機器業界での
ロコモ対策の打ち出しは、まだまだ弱い。ロコモ対策に有効な「筋力」「バランス能力」「運動器機能」に
関連した商材は数多く流通しているものの、ロコモの言葉すら知らないメーカーも多く、
ビジネスチャンスを逃してきたのが現状だ。

こうした中、先に動いたのがサービスの業界。女性専用のフィットネスクラブ「カーブス」を筆頭に
昨年来、大手フィットネスクラブ、治療院、デイケア施設などがロコモ対策の運動プログラム、リハビリを
導入するケースが増えている。これら動きを追うように、機器業界でもようやくロコモ対策を打ち出す企業が
出始めた。3 月の「健康博覧会2014」でも、ロコモ対策に有効な健康機器や雑貨類を出展する企業が複数見られた。

健康食品業界からは大きく遅れを取っているものの、今後は中高年層を対象とした運動機器、
また運動時や日常生活における正しい姿勢作りやバランス能力向上に寄与するサポーターやベルト、
インソール、骨粗鬆症を予防する靴下―― などの商材が、ロコモ対策商材として、ニーズが高まると考えられる。


その他の健康機器分野では、快眠サポート商材、温熱商材などが引き続き人気を継続。
これら分野では近年、体内からアプローチするサプリメント開発が進んでおり、
今後は「機器+サプリ」のセット販売などを通じて、さらなる市場拡大が期待される。


健康産業新聞1536号(2014.7.2)より一部抜粋

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