2014年6月9日
成長続ける通販、利用媒体は変遷

■「スマホ・タブレット」アップ「TV」ダウン


日本通信販売協会はこのほど、2013年の通販利用実態を調査した報告書をまとめた。調査は今回で21回目。
かつてカタログなど紙媒体が主流だった通販は様変わりし、インターネット通販が定着。
さらに最近では、社会に浸透したスマホ・タブレットを利用した通販が急拡大している。

調査は今年1~2月に実施、全国の15~79歳を対象に、1,457人の有効回答をまとめた独自調査と、
1,200人のオムニバス調査をもとに集計。今回は、返品理由や海外通販の利用動向など、
いくつかの設問を追加した。その結果、通販の利用経験者は92.8%。世帯利用率は81.1%だった。

通販の購入に利用した媒体は、「パソコンによるインターネット」が57.5%でトップ。
2位の「国内カタログ」は29.3%で、前回の32.2%から減少、30%を割り込んだ。
急伸したのが「携帯・スマホ・タブレット等でのネット」。利用率は27.4%で前回調査から4.3ポイント増加し、
「テレビショッピング」(19.9%)を抜いて3位に躍り出た。報告書では「国内カタログに追いつく勢い」としている。

「携帯・スマホ・タブレット等でのネット」を利用しているのは若い世代が中心。
最も利用率が高い29歳以下女性では70.7%がこれらの媒体で通販を行っている。
反面、男女とも60歳以上の利用率は一桁にとどまっている。


「健康食品」は22.6%で5 位。年齢別では、健康食品の購入は男性の場合50代が30.6%で最も多い。
女性は60代が36.2%でトップだった(グラフ2)。今年に健康食品の購入意向があるのは20.5%。
男性は50代が28.1%、女性は60代が38.3%で最も多くなっている。

また、昨年の通販利用者1,104人を対象に、直近に購入した3 つまでの商品について、
利用した企業名やカタログ名を聞いたところ、トップは「Amazon」で22.8%。
2 位が「楽天市場」の16.1%だった。利用率が二桁になったのはこの2 社のみ。
通販企業が膨大な数に上るため、その他の企業の利用率は一桁台となっているが、
報告書では「『えがお』や『サントリーウェルネス』などの健康食品関係も上位に入っている」としている。

今回設問に加えた「海外の通販利用経験率」は12.1%。購入しているのは
「衣料品」が36.6%で最も多く、性・年齢別では30代女性の利用経験率が25.7%でトップだった。

報告書では、通販の市場規模は5.4兆円で、小売市場全体が伸び悩む中で成長が続いていることを指摘。
その理由について「スマホ・タブレット等の携帯端末の利用者増加によるところが大きい」と分析している。
またここ数年の傾向として、低価格または無料で出店できるプラットフォームが増えたことで、
「個人や零細事業者によるネット通販への参入がますます増えている」としている。


健康産業新聞1532号(2014.6.4)より一部抜粋

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