2014年5月14日
【夏の冷え対策】 女性中心に、ニーズ拡大

■切り口変更で成功の企業も流通・小売への啓発強化がカギ


『冷え対策』市場には、しっかりと体を温めながらも、快適性を保てる商品が目立つようになってきた。
砂山靴下では、シルクなど保温性と放湿性を兼ね備えた素材を用いた腹巻や靴
下が夏場でも安定して売上げを伸ばしている。
五洲薬品では、メントール入りで浴後の爽快感を高めた入浴剤や発泡系の
入浴剤が、1 年を通して引き合いが多いという。

一方、切り口を変えた提案で売れ行きを伸ばすメーカーも見られる。
フジカでは今期、「妊活」をテーマに、体を温めることで妊娠しやすい体作りを
サポートする事業を進める。サロンでのモニター試験、「妊活」を訴求したメニュー作りなども始めた。


女性層を中心に通年体を温めるニーズは高く、一部のメーカーでも
そうしたニーズに気付き始め、夏場でも快適に利用できる商品開発を進めている。
温熱商材の通年流通は、冷え対策市場にとっては大きなチャンスとなるが、
現在のところはまだ、冬場中心の流通がメインとなっている。
なかでも店販ルートでの棚作りなどは大きく遅れを取っている。

デトックスやダイエット効果を期待した温熱・温浴サービスを提供するサロンは数多く、
これらケアやサービスは季節を問わずに人気となっていることからも、
体を温めるニーズは通年、高いことがうかがえる。
今後の課題として、一般消費者へはもちろん、流通・小売関係者に対しても、
夏場の冷え対策の意義や重要性、免疫や代謝との関連性に対するさらなる啓発が求められる。
また温熱商材の訴求ポイントを、ニーズの高い美容・ダイエットや妊活などのテーマへも
拡大していくことも重要だ。
流通のインフラが整備されれば、近い将来、冷え対策の温熱商材が、
通年商材としてステップアップする可能性は十分にある。


健康産業新聞1529号(2014.5.14)より一部抜粋

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