2014年4月25日
ネット通販、「利便性」受け高齢層に浸透

健康食品のメインチャネルとなった通信販売。特にインターネット通販の躍進が目覚ましく、シニア層の利用も拡大している。日本通信販売協会がネット通販利用者を対象に行った調査では、60代の3割が健康食品をネット通販で購入。品ぞろえの豊富さや価格の安さに加え、自宅で買い物ができる利便性が支持を受けているようだ。また健康食品の購入は、「実際の店舗派」を「ネット通販派」が上回ることも判明している。




通販協が2 月末にまとめた「第6 回インターネット通信販売利用実態調査報告書」。昨年10月、2013年に入ってから1回以上PCネット通販を利用した埼玉、千葉、東京、神奈川在住の20~60代男女2,000人を対象に実施した結果をとりまとめた。それによると、昨年にネット通販で健康食品を購入したのは23.7%。前年より0.4ポイント減少したが、「旅行」(22.3%)を抜いて4 位に順位を上げた。男女別にみると、ネット通販で健食を購入したのは男性が2 0 . 0 % 、女性が2 7 . 3 % 。年代別では、5 0 ~ 6 0 代女性が3 1 . 5 % で3 割を超えた。男性は60代が29.5%で最も購入率が高く、中高齢層にネット通販が浸透している様子が浮かび上がっている。調査ではまた、品目ごとに、「実際の店舗」と「PCネット通販」のどちらで購入することが多いかを質問。健康食品は、男女20代を除くすべての年齢層で「PCネット通販」で買う割合が高かった。50代以上の男性、40代以上の女性は、PCネット通販で健康食品を購入することが多いとの割合が半数以上に上った。一方、20代は男女とも健康食品を「実際の店舗」で買うことが多いことがわかった。通販協が別途行っている「全国通信販売利用実態調査」では、60代のネット通販利用率が上昇していることがわかっている。2012年の利用率は男性で51.2%、女性で32.1%に上る。

こうした背景を踏まえてネット通信販売利用実態調査では、ネット通販を週1回以上利用し、月に1 万円以上購入している60代男女12人を対象にグループインタビューを実施した。対象者は孫がいる人。その結果、男女とも品ぞろえの豊富さや価格の安さ、利便性を背景にネット通販を利用していることがわかった。実店舗にいくのが煩わしいというシニア層が、ネット通販を利用している。女性は利便性だけでなく、「タイムセールはいいものが安く買える」といったゲーム性や、「予約や定期便はプレゼント感覚でうれしい」といった楽しみも感じていると分析。一方で男女とも「リコメンド(おすすめ)機能」はわずらわしいと捉えているようだ。また60代男性はクレジットカード決済への抵抗が強いことも浮き彫りに。健康食品通販を行うある企業によると、サイトで商品を確認し、ネットを通じずに電話注文するという購入方法は意外と多いという。報告書によると、シニア層が情報源とするのはネットだけでなく、テレビ、新聞、雑誌など。魅力ある商品を見つけるとPCを立ち上げ、モールサイトにアクセスし、比較の上で購入している。シニア層は接触した情報の多くに目を通す傾向があるとし、「メールマガジンやバナー広告等も有効」と指摘している。





健康産業新聞1522号(2014.3.19)より一部抜粋

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