2013年12月6日
メイクアップコスメ ”ナチュラル””健康的な表情”がメイクのトレンドに

メイクアップコスメ市場が拡大傾向にある。昨年、震災により低迷していた需要が復調してきたこともあり、“ナチュラルで健康的な表情のメイクがトレンド”(富士経済調べ)に。市場の成熟化に伴い、新たな原料提案の目立つ化粧品業界では、メイクアップ向けに優れた機能性を持つ原料がラインアップ。新たに魅力的な原料も登場している。


■市場規模4,698億円、拡大傾向に


メイクアップ市場は2012年4,698億円、2013年見込みで4,728億円と拡大傾向にある(2013年7 月:富士経済調べ)。メイクアップ市場は、2008年以降、縮小が続いていたが、2012年に震災による一時的な需要低迷からの反動があり5 年ぶりに好転。傾向としては、毛穴や色むらのない均一な肌色をベースとした、ナチュラルで健康的な表情のメイクがトレンドとなっている。


■女性の“イキイキ”に貢献


メイクアップは高齢者のメンタルケアでも活躍。一例では、医療施設等への訪問ケアの一環で高齢者にメイクアップを行った結果、無口だった女性のコミュニケーションが活発となったり、無表情だった女性が笑顔になるなどのケースも。季節や肌年齢、地域などで異なるニーズにマッチできるよう、メイクアップアーティストなど専門職を育成する機関では、定期的な実技と筆記で検定を実施。フルメイクの女優のメイクを落とす作業に始まり、コミュニケーションをしながら、どこが気になっているのか、やってみたいメイク、なりたいイメージなどをコミュニケーションしながら把握する訓練と、皮膚や細胞などに関する知識の浸透などに力を入れている。


■ニーズのキーワードは“時短”


ベースメイクなどメイクアップ全般のキーワードとして、“時短”の要求に応えるラインアップが目立つ。朝出勤前など出かける前の慌ただしい時に化粧するケースが多いため、操作性と簡便性が求められる。こうしたニーズを背景に、美容液・UVケア等の機能をひとつにまとめたBB(Blemish Balm:ブラミッシュバーム)クリームや、CC(*カラーコンディション、コントロールカラー、コンプリートコレクションなどメーカーで解釈が異なる)クリームが、その手軽さとお買い得感から好調に推移している。


■お湯でメイクを落とすアイテムも


BBクリームやCCクリームの台頭で縮小傾向にあったメイクアップベース(化粧下地)だが、「節電による夏場の皮脂過剰に伴うメイク崩れに悩む層の増加」や「毛穴・シミ・そばかす・小ジワなどの悩みをカバーする新アイテムの投入が相次いだ」ことなどを背景に需要が拡大している。また、昨年末には、資生堂がメイクを専用クレンジングでなくお湯で簡単に落とせる「FWB(フルメイクウォッシャブルベース)」を上市して話題に。一般の洗顔料で落ちないマスカラなどをお湯で落とせる『ウォータープルーフタイプ』が人気を集めている。


■“健康的で華やか”が人気のポイントメイク


リップやネイル、アイシャドウ、チーク等のポイントメイクは、アイメイクからリップメイクなどへとトレンドがシフトしつつある。今年はネオンカラーの流行を背景に、“健康的で華やかなポイントメイク”が好まれる傾向に。口元に色を取り入れる傾向が進んだことで、リップカラーの増加が期待される。

なお、アイメイクでは、ナチュラルな目元が好まれる傾向が見られ、アイラッシュ(つけまつげ)で薄くなったまつげをケアする意識の高まりから、『トリートメントマスカラ』が拡大。スキンケアアイテムを展開する通販メーカーなどの新規参入が相次いでいる。


健康産業新聞1508号(2013.11.27)より一部抜粋

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