2013年10月29日
日本が参考にする米国の売れ筋とは? 「ウコン」「スピルリナ」など市場拡大

米国は1994年に「栄養補助食品健康教育法(DSHEA)」を施行し、これによってサプリメント市場は飛躍的に成長した。昨年の「ハーブサプリメント」市場規模は前年比5.5%増の5,500億円。この約20年で流行り廃りはあるものの、全体では堅調な成長が続いている。最新の米国ランキングをもとに、今も消費者に支持されるハーブ、市場を急拡大させているハーブなどを紹介する。



アメリカンボタニカルカウンシル(ABC)が先月発表した「ハーブ」サプリメントの2012年の市場規模は、前年比5.5%増の55億9,200万ドル(約5,500億円)。伸び率は昨年の5.0%を上回り、今世紀で最大となった。チャネル別市場規模(売上高ベース)は、ネットワーク販売や通信販売、医家ルートなどの「ダイレクトセールス」が27億4,200万ドル(前年比6.3%増)、「自然・健康食品店」が18億6,400万ドル(同6.1%増)、一般流通などの「マスマーケット」が9 億8,700万ドル(同2.2%増)。

ここでいうハーブとは広く植物由来を指し、米国で大きな市場を構築するビタミン・ミネラルや魚油などは除外している。売れ筋はチャネル別で異なる。サプリのメインチャネルである自然・健康食品店では「フラックスシード(アマニ)」が1,842万ドル(前年比4.7%増)で1 位。このチャネルではトップ20のすべてが市場を拡大させており、米国市場で店舗ルートが依然として強いことを裏付けている。急成長したのが「ウコン」で、前年比39.8%増の1,687万ドルで3 位となった。「スピルリナ/ブルーグリーンアルジー」も同18.5%増の917万ドルと市場を広げており、5 位に入っている。トップ20で最も高い伸び率となったのが「マカ」だ。同40.0%増の480万ドルで12位となった。このほか2 ケタ増となった素材には、アロエベラ、バレリアン、クロレラ、紅麹などがある。スーパーなどのマスマーケットでは、クランベリーが前年より数字を落としたものの、売上は2 位以下を大きく引き離してのトップ。クランベリーは尿路感染症予防として人気の素材だ。このチャネルは自然・健康食品チャネルと違って浮き沈みがある。トップ20をみると、2 ケタ増となったのは「ニンニク」( 2 位)、「アロエベラ」(18位)、「ホーソン」(20位)。一方2ケタ減となったハーブには「大豆」( 4 位)、「ブラックコホシュ」( 7 位)、「ビルベリー」(14位)、「グレープシード」(17位)などがある。米国では「ドクターオズショー」によってブームが起きるなど、スーパーなどのマスマーケットでは、流行の変動が激しいのかもしれない。いずれにしろ、米国のサプリ市場を押し上げてきたのは、機能性表示を可能とする「DSHEA」あってこそだ。20年遅れで機能性表示を導入する我が国では、この米国制度を参考にした新制度を設計する。可能となる表示内容によっては、米国と同様の市場成長も夢ではない。




健康産業新聞1502号(2013.10.9)より一部抜粋

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