2013年9月17日
「青汁」好調持続、過去最高の企業も 2ケタ増の企業相次ぐ

昨年の青汁市場は前年比8%増の810億円(小売ベース)と5年連続でプラス成長となったが、今年上半期も好調を持続しており、受託製造企業では前年同期比10%近くで推移する企業が相次いだ。流通チャネル別ではドラッグストアと通販ルートでの売上増が目立った。通販ルートで100億円以上を売り上げる主要企業は微増にとどまったが、新日本製薬とえがおが今春から夏にかけて発売した青汁の出足が好調で、エバーライフ、やずやなど他の大手通販メーカーも拡販に力を入れている。ドラッグストアルートでシェアトップの山本漢方製薬は、今年上半期の売り上げが前年同期比15%で推移。7月は過去最高の出荷量を記録した。大衆薬卸大手の大木も2ケタ増と好調だ。“野菜不足を補う”商材として安定成長を続ける青汁市場をリポートする。




■購買層は中高年から若年層へ
“野菜不足補う”商材として定着青汁は健康食品を代表するロングセラー商品としてヘビーユーザーを中心とする中高年層から20~30代女性、子供へと需要の裾野が広がっている。通販メーカーで100億円以上を売り上げている主要企業は微増にとどまったが、大手通販メーカーの商品投入は活発だ。新日本製薬は3 月に発売した『朝イチスッキリ!青汁サラダ』の売り上げが好調だ。20~60代の働く女性が主なターゲットで、忙しい朝から不足しがちな栄養素を手軽に摂れ、ダイエットを目的に1食を同品に置き換える食事代替食品として提案する。えがおでは2010年8 月に大人から子供まで美味しく飲める『えがおの青汁』を投入。今年7 月には有機野菜10種類や食物繊維、オリゴ糖など計24種類の健康素材を配合した『えがおの青汁満菜』を発売した。中高年層が主なターゲットで、「出足は好調」という。ケンコーコムの今年上半期の健康食品部門の売れ筋トップとなったのは、ヤクルトヘルスフーズの『ヤクルト青汁のめぐり』。「家族で飲む青汁」や「美容・ダイエット」をコンセプトとした商品投入は活発で、価格は3,000円台が主流だ。また薬系ルートでは、山本漢方製薬の『大麦若葉粉末100%』が好調で、今年上半期は前年同期比15%増を記録。製造面では、同社敷地内に建設していた青汁専用の第8 工場が完成した。今秋に一貫製造ラインが全面稼働すると、青汁の生産能力は現在の1.5倍の規模となる。大衆薬卸大手の大木も青汁の売り上げは2 ケタ増で推移している。本紙が6 月に実施した店舗調査でも、青汁は食系4 位、薬系7位にそれぞれランキングされており、昨年末の順位をキープした。また、青汁市場の好調ぶりは受託製造企業の売り上げにも反映されており、シェフコ、ミナト製薬、九州薬品工業、ユタカフーズなど前年同期比10%増近くで推移する企業が相次いだ。健康産業新聞が今年6月に実施した健食受託製造企業を対象としたアンケート調査でも、上半期の人気受注素材ランキングで青汁は5 位にランクインした。「異業種からの受注・引き合いが増加している」、「国産原料、有機JAS原料に対するニーズが高まり、大手企業からの大口受注が続いている」という。九州薬品工業では、青汁の受注増加に対応するため、現在、第二工場を建設中で今年末から年明けの竣工を目指す。工場が完成すると、青汁の生産規模は現行の約3 倍となり、月産1,500万包を見込む。





健康産業新聞1495号(2013.8.21)より一部抜粋

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