2013年8月29日
大手、ネイルやボディーライン対応商品投入 女性の悩みや潜在ニーズに対応

女性特有の悩みやニーズに応えた商品の投入が活発化している。カゴメは女性社員10名による特命プロジェクトチームによる女性向けサプリメント「リコピン美活習慣」を、DHCは女性の爪の健康を意識したサプリメント『ネイリッチ』をそれぞれ今春発売。このほか、通販会社のディノスやアサヒフードアンドヘルスケアなどがそれぞれ女性の新たな美意識に対応した商品を投入している。このほか、日本の健康食品の草分け的存在として知られる酵素・酵母食品もここ数年はテレビ通販やネット通販を中心に、20~30代女性の需要を取り込むことに成功。昨年は前年比33%増の360億円(小売ベース)と伸長している。女性誌各誌も美肌や運動も取り入れた基礎代謝向上をはじめ各種の健康管理の特集を組み、着実にハーブやサプリメントなども活用したセルフメディケーションの意識が向上している。




■女性チームによる女性向け商品開発も
「女性は自分のニーズに対応した商品には反応が良い。特に悩み解消系グッズには出費を惜しまない。潜在ニーズに応えるピンポイントの商品を開発できれば売れる可能性が高い」と女性向け商品を展開するメーカーはそのメリットを異口同音に語る。4 月にカゴメが発売した「リコピン美活習慣」は、まさにそうしたニーズを狙った商品。同社初の女性社員10名による特命プロジェクトチームを立ち上げ、「一女性として本当にほしいもの!」をというコンセプトで商品開発を進めたという。訪販のヤクルトが、5 月より全国展開を開始した美容ドリンク「CHOB(チョビ)」も女性開発チームによるもので、昨春、首都圏限定で展開しところ反応が良く、全国展開に踏み切った。国内市場では、このほかコラーゲンに代表される美肌系商品や女性の更年期障害に訴求点を置いた大豆イソフラボン商品などが女性サプリメントとして市場を形成し始めているが、最近はさらにニッチな市場に向けた商品も投入され始めている。DHCが今春発売したサプリメント『ネイリッチ』もそうした商品。近年、女性の間で流行しているネイルアートなどを背景に、爪の健康に着目し、ケラチン、シスチン、MSM、ホーステールのほか、美容成分としてコラーゲン、プレヒアルロン酸なども配合している。中高年に向けた商品投入も活発化している。通販会社のディノスは、6 月に40代以上の、美容情報や美容メソッドを取り入れた同社の通販カタログから独自に開発したサプリメント「ライスゴールド100」を発売した。米ぬかに含まれる成分などを配合した商品で40代以上の美しく年齢を重ねたいと願う女性に向け提案していくという。このほか、中高年の基礎代謝向上や「メリハリボディ」を目指す女性のためのプロテイン商品の投入も進んできており、昨年末にはDHCとファンケルが相次いでプロテイン商品を発売している。




■女性の潜在ニーズ掘り起こしがチャンスに
好調な女性サポートサプリメントだが、この傾向はまだ継続することは間違いない。健康産業新聞が6 月に行った健食受託企業へのアンケート調査でも、受注件数が多い人気の商品カテゴリーは、ここ数年、「美容・美肌」「ロコモ対策」「ダイエット」。女性のためのカテゴリーが常に上位についている。このほか、前年と比べ受注件数が伸びた商品カテゴリーは「エイジングケア」、「栄養成分補給」、「疲労回復」、「便通改善」、「血流改善・冷え対策」などで女性特有の悩みに対応したものが多い。このほか、健康と食品懇話会が毎年発表しているレポートでは、「健康食品の摂取により改善したい症状として(女性)」として、この数年は「肌の調子」が第1位だったが、2012年には変動があり第1位「肩こり」、第2 位「冷え症」第3 位「視力・眼精疲労」、第4 位「ストレス」となっている。こうした、ニーズに対応することに加え、さらにニッチな潜在需要の掘り起こしに成功すれば先のショウガブームや20~30代女性の需要を取り込むことに成功し、着実に市場拡大する酵素・酵母食品のような新たなビジネスチャンスが生まれる可能性がある。




健康産業新聞1491号(2013.7.17)より一部抜粋

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