2013年8月28日
健康寿命男性70・女性79歳ロコモ予防、認知向上から行動変容へ

新国民病ともいわれるロコモティブシンドローム(運動器症候群)。ロコモ予備軍は4,700万人という試算もあり、消費者の関心も高くなっている。整形外科医で高齢者運動器疾患研究所代表理事の石橋英明氏に話を聞いた。



■ロコモの概念について
人が自分の身体を自由に動かすことができるのは骨、関節、筋肉や神経で構成される運動器の働きによるもの。自動車に例えると、運動器はエンジンやタイヤにあたる。運動器おける各パーツのどれが壊れても身体はうまく動かない。運動器の障害のために移動能力の低下をきたして、要介護になっていたり、要介護になる危険の高い状態をロコモという。主原因は、骨強度、筋力の低下(骨粗しょう症、骨折、転倒など)、関節軟骨(変形性関節症、変形性脊椎症など)、神経機能の低下など。各要素が関連しながら、緩徐に進行する。またこれら症状は、男性以上に女性の方が発症しやすいことから、女性のロコモ予防は非常に大切といえる。

現在、男性の健康寿命は70.4歳、女性は73.6歳。これに対し平均寿命は79.6歳と86.3歳。男性で約9 歳、女性で約12歳の差がある。今の女性は大きな怪我や病気がなければ90歳まで生きられる時代。ただ90歳の時に自分の力で歩くことはたやすいことではない。早い段階から準備をすることが必要となる。
日本整形外科学会では、2007年からロコモの概念を提唱。任意団体「ロコモチャレンジ!推進協議会」を立ち上げ、ロコモに関する正しい知識の普及と予防意識の啓発を推進している。




健康産業新聞1492号(2013.7.24)より一部抜粋

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