2013年8月22日
フェイシャルケア市場、「炭酸美容」が市場牽引

■関連市場1兆円超

 シワ・シミ・タルミをケアし、ハリ・ツヤのある若々しく美しい肌へ導く「フェイシャルケア」は、いつの時代も年齢を問わず女性にとっては最大の関心事だ。中高年女性をターゲットにした高機能アンチエイジング化粧品、「素肌力アップ」に対応するアイテムなど、関連商材の市場は1兆円を優に超える規模に達している。年替わりでヒット商品が出てくるのも同分野の特長。今年は「炭酸美容」がブームとなっており、洗顔フォームやパック剤に加えて、美容液や化粧水、乳液にも炭酸ガスを加える動きが見られる。

■美顔器人気、「美容家電」コーナーも

 フェイシャルケア市場は、年替わりでヒット商品が生まれるなど、活発な動きを見せている市場だ。フェイシャルケア用のアイテムには、メイクや肌の汚れ、皮脂を落とすクレンジング・洗顔をはじめ、スキンケア化粧品、美顔器、さらに美肌成分を配合したドリンクやサプリメントなど、多種多様な商材が流通している。

 経済産業省の化学工業統計によると、2012年のスキンケア化粧品の国内販売金額は約6380億円。石鹸(浴用・固形)は約246億円。ここに薬用化粧品や光老化予防のUVケア、海外ブランド化粧品、美顔器、美肌サプリメントなどを加えると、そのマーケットは1兆円を優に超える規模となる。

 フェイシャルケアの基本は、汗や皮脂・メイクで汚れた顔の洗浄と言われる。最近の傾向では、デリケートな肌質の人が多く、低刺激で保湿性の高いアイテムが人気のようだ。体の内側からのアプローチによる「素肌力アップ」も、フェイシャルケア分野ではすっかり定着している。

 その他、美顔器も人気アイテムとなっている。美顔器には音波やスチームなどの働きで洗顔をサポートするタイプ、タッピングやニーディング、ドレナージュなどエステティシャンの手技の代替タイプ、イオン導入やエレクトロポレーショ(電気穿孔法)技術を搭載し、併用する化粧品の有用成分を肌深部まで届けるタイプなどがある。最近では、「美容家電」というカテゴリーの一部に組み込まれ、大手家電メーカーも相次いで参入。家電量販店には専用売り場まで設置されるほど、成長著しい分野として期待されている。

■トレンド「炭酸美容」とは

 今年のトレンドとしては、炭酸ガスの効果に着目した「炭酸美容」が浮上している。

 炭酸ガスは肌に吸収されると、毛細血管を通じて血液中に溶け込む。血液中の二酸化炭素濃度が高まると、赤血球から放出される酸素量が増加することで血流が促進され、その結果、細胞が活発化する。肌細胞が活発化すると、皮膚のバリア成分であるアミノ酸やセラミド、ヒアルロン酸などを分泌して、肌を本来の健康的な状態に導く。炭酸化粧品には、(1)炭酸ガスの浸透力を利用して美容成分を効率的に肌に浸透させる、(2)炭酸ガスの血行促進効果で肌自体を健康的にする――という大きく2つのメリットがあり、アンチエイジングと素肌力アップ双方のニーズをカバーする点も人気の秘訣だ。

 炭酸化粧品は現在、2剤を混ぜ合わせるパック剤と、エアゾールタイプの洗顔パックフォームの2種類が主流。ともに商品開発は活発化しており、受託メーカーの話では、受注量は前年比150~200%で推移しているとのこと。また、従来の洗顔フォームやパック剤に加え、最近は美容液や化粧水、乳液にも炭酸ガスを加える動きが見られる。

 TV番組などを通じて炭酸泉の入浴効果や炭酸飲料の健康効果に対する消費者認知も進んでいる中、炭酸美容のブームはしばらく続きそうだ。



健康産業新聞1494号(2013.8.14)より一部抜粋
お知らせ:次回の健康博覧会では前回好評につき「炭酸」をテーマに出展商材を展示るすとともに関連セミナーも実施予定です。

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