2013年8月5日
【抗シワ】新効能3年目も市場成長続く!

化粧品業界で「抗シワ」人気が続いている。一昨年、化粧品業界で11年ぶりの新効能として「乾燥による小じわを目立たなくする」が認められて以降、大手化粧品メーカーが相次いで抗シワ製品を上市。その後、健食メーカーや通販大手の参入も相次ぎ、現在も新規参入が継続している。製品を上市するには、日本香粧品学会ガイドラインに準拠した評価試験をクリアしなければならないため、抗シワ評価試験を求める新規参入企業から、受託試験企業への問い合わせも増加傾向にある。また、原料サプライヤー各社からはエビデンスを揃えた抗シワ原料が続々と登場している。




◆「抗シワ」人気継続
「抗シワ」人気が続いている。シワに関する表示は、2010年8 月に厚生労働省が開催した化粧品・医薬部外品部会で認める方針が固まり、2011年2 月に「化粧品の効能の範囲を一部改正する(案)」で意見募集が行われ、化粧品の効能範囲として規定されてきた55種類に「シワ」に関する表示を認める項目追加が決定。化粧品業界としては、11年ぶりに追加された56番目の新効能「皮膚にうるおいを与え、乾燥によるシワを目立たなくする」として話題となり、カネボウ化粧品や資生堂、コーセーなどの大手化粧品メーカーが相次いで抗シワ製品を上市。さらに、ヤクルト本社や山田養蜂場、DHC、クラシエなどの健食メーカーや通販大手の新規参入も相次いだことで市場は急拡大している。



◆抗シワ評価試験、受託増加傾向に
抗シワ化粧品を上市するには、日本香粧品学会ガイドラインに準拠した評価試験をクリアする必要がある。大手試験機関のニコダームリサーチでは、シワ評価案件が伸長。「急増した昨年ほどではないが、受託は続伸しており、新規の問い合わせも多い」という。また、原料サプライヤーの岩瀬コスファでも評価試験の受託事業を展開。「原料提案とともに、抗シワ評価試験の案件も増えている」という。このほか、健食の表示チェック等で実績の豊富な薬事法ドットコムでも、抗シワ試験受託「抗シワ試験ドットコム」を展開。化粧品業界では、抗シワに限らず原料開発や製品開発において、保湿や美白、抗酸化評価などの安全性、有用性評価試験を行うが、近年は動物愛護の観点で動物試験を国際的に避ける傾向もあり、培養細胞や再生皮膚モデルを用いた評価への依存度が高まっていることも、「抗シワ」人気の追い風になっている。だが、200万円以上を要する抗シワ評価試験では、結果に大きく差が出るケースや、場合によっては有意な結果が得られないケースも。最終的にはユーザーが使用する場面での有用性が求められる中で、さまざまな評価法や計測手法が開発されているが、ヒトでの有用性を評価する上では、部位差に留意する必要性が強調されている。例えば、スキンケアの主な対象となる顔面は、絶えず外気や日光に曝されるだけでなく、①皮膚が薄い、②皮脂腺が発達していて皮脂分泌量が多い、③感覚入力器官が集中し細胞増殖が盛ん、④ターンオーバーが早い、⑤バリア機能が低い、⑥外界からの刺激を受け微弱炎症状態になりやすい―― などの特徴的な部位であることを踏まえた上での有用性評価が求められる。「試験を好結果に繋げるため、場合によっては、本試験前の予備試験や、その結果をもとにした原料の処方見直しなども重要」(ニコダームリサーチ)としている。



◆新効能3年目も市場成長続く
「抗シワ」は、消費者に訴求しやすいキーワードとして、「植物由来(天然)」や「抗糖化」、「サスティナブル」などのキーワードとともに評価試験受託や新規原料提案などの案件が増加傾向にあり、新効能認可3 年目も好調に推移している。




健康産業新聞1492号(2013.7.24)より一部抜粋

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