2013年7月30日
【インタビュー】「大豆ルネサンス」で新たな「食」の提案

『大豆ルネサンス』構想を発表した不二製油。「大豆の原点に戻り、技術革新とイノベーションで大豆の新しい価値を創造する」という考えのもと、大豆のおいしさと健康価値を引き出し、環境負荷の少ないビジネスモデルの確立を目指す。今年4月に社長に就任した清水氏に同社事業について伺った。




―― 大豆ルネサンスの反響と進捗は
大豆ルネサンスは当初の予想以上の反響が出てきています。大豆ルネサンスでは、大豆をいかに食べてもらうかを考えました。不二製油の大豆分離分画技術USS(Ultra Soy Separation)製法により、従来になかったおいしさを実現した大豆素材が生まれています。消費者が食べて、「この大豆食品は差別化されている」「美味しい」という食べ方、メニュー、配合を作るのに時間をかけました。
私たちには大豆は人類にもっと必要な時代がくるという信念があるのです。安全、安心、資源、健康に貢献することが、私たちの会社が存在している価値です。消費者だけでなく、メーカーさんにも本当に面白いと思ってもらう「価値作り」「ことづくり」をしていくことが不二製油にとってきわめて重要と考えています。


―― シニア向けの取り組みについて
大豆は非常に高齢者に適していると考えています。たんぱく質を豊富に含んでいても、カロリーは動物性の食材ほど高くありません。ヘルシーなタンパク質供給源として利用できます。例えば、グラタンは豆乳クリームで作ればカロリーが下がり、コレステロールも下がることも期待できます。こうしたメニュー開発は大いにありえます。さらに、高齢者はともすると栄養失調になります。老人食では肉を減らしてカロリーを下げるため、たんぱくや脂肪が不足することが起こります。そうした対策として大豆素材が非常に有効なのです。秋には高齢者セミナーを行い、高齢者のマーケット向けの素材を行う予定です。また、たんぱくを用いた流動食市場では、不二製油が日本で多くの大豆たんぱくを供給しています。高齢者が食べやすい物性や味、においなども検討し、高齢者の実態・生活に合わせた「ものづくり」「ことづくり」が極めて重要になってきます。USS製法による新素材は今までなかった油脂とタンパクの乳化物であることから、いままでにない、おいしい流動食の素材としても使えます。現在、USS製法を使った流動食をメーカーと開発中です。


――大豆ルネサンスの海外展開は
大豆ルネサンスは我々の技術がどれだけ世界の人に貢献できるのかということですから、常に海外市場を考えています。不二製油はすでに海外展開しているので、世界の人たちを幸せにしようということに違和感はまったくありません。日本でしっかりやらなくてはなりませんが、世界のニーズを見極めなくてはなりません。この技術を欲しいと思っているのは、世界のどこの誰かということを常に考えてやっています。世界の人口増、健康志向の中でたんぱく源としての大豆の重要性が増しています。消費者の大豆に対するイメージも変わってきました。20年30年を見据えて事業を展開していきます。





健康産業新聞1489号(2013.7.3)より一部抜粋
お知らせ:健康博覧会にも大豆の機能性に注目した製品が多数展示されます。ぜひ貴社の仕入れにご活用ください。

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