2013年6月22日
輸入オーガニックを機軸に売上拡大

大手コンビニ「ローソン」がオーガニック宅配「大地を守る会」と事業提携を行うなど、大手流通現場ではオーガニック分野への新規参入が目立つ。輸入製品は質・量が充実し、国産製品もチャネルの拡大でオーガニック&ナチュラルを志向する消費者ニーズを捉えようと動き出している。閉塞していた消費の起爆剤として、オーガニック&ナチュラル製品に期待が集まる。


◆オーガニック&ナチュラル志向が世界の潮流に


国際的にもオーガニックの人気が高まっている。米国では1990年には10億ドル市場から2011年には292億ドルと約30倍に伸張した。すでに米国の飲食売上の4.2%はオーガニック製品が占めており今後も年率10%成長が続くとみられる。米国とオーガニックの相互承認を行っているカナダでもオーガニック市場は急拡大を遂げ、37億ドル規模となった。北米の一般家庭の8 割はオーガニックユーザーとの報告もあり、利用者層に厚みが出てきた。専門店のみならず、スーパーマーケットチャネルでの販売も伸びており、オーガニックは一般の生活に浸透している。韓国や中国、ロシア、ASEANなどの地域でも健康意識の向上から、有機食品・商品への関心は高まっている。アフリカ諸国では有機栽培を取り入れた農業経営で付加価値生産を目指す動きも加速してきた。オーガニック志向が世界的な広がりをみせている。


◆輸入オーガニック&ナチュラル商材に注目

日本に輸入される海外オーガニック&ナチュラル(以下ON)製品は増加しており、この数年間に店舗に並んだブランド数は数百にのぼる。特に輸入ON食品の導入が顕著となっており、ミューズリーやシリアル製品が目立つ他、マクロビオティック、ローフード原材料で作られたバータイプ食品も定着が進んでいる。飲料でも、海外有機認証と有機JAS認証を併せ持つ「クリッパー」「ゾネントア」などのオーガニックハーブティーバックが定番品となっているほか、牛乳を一切使わず植物由来で作られた豆乳や米乳、有機素材だけを使ったアサイージュース、ココナッツジュースも人気となっている。

雑貨では、オーガニックコットンを使ったナプキンやオーガニック原料で作られたナチュラル洗剤などが店舗における必須商材となっており、扱い数も増えている。これまで、高価格が課題となり、市場には入れないと言われていた製品群が、一斉に動き始めた背景には、東日本大震災後の消費者の生活意識の変化がある。震災後、環境配慮型の商材へと目が行き始めていることが大きい。さらにこれら一連の輸入品がこれまでON製品につきまとっていた、食品ならば「オーガニックはまずい」、製品ならば「使いにくい、わかりにくい」といった問題点をクリアした、「美味しい、楽しい、使いやすい」ものであることだ。日本より速いスピードでON製品の普及が進む欧米では、オーガニックだからできないではなく、オーガニックだからできたという製品が揃う。米国で3 兆円、ヨーロッパで2 兆円という巨大なオーガニック市場の中でメーカーが切磋琢磨する中から次々とおもしろい商品が生まれてくる。


健康産業新聞1481号(2013.5.1)より一部抜粋

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