2019年7月29日
特集【CBD(カンナビジオール)】 業界注目素材、日本上陸!

 カンナビジオール(CBD)は、薬用植物アサに含まれる100種類以上あるカンナビノイドの1つ。CBDの機能性に関しては、国内外で数多くの研究が進められており、学術データベース「MEDLINE」には1,000以上の論文が掲載されている。

 昭和大学薬学部の佐藤均教授は、「CBDは、人間の身体調整機能であるエンドカンナビノイドシステム(ECS)の働きを正常化する作用がある。ECSは、食欲、免疫調整、感情抑制、運動機能、神経保護、発達と老化、認知と記憶など様々な機能と関係している」と述べている。

 海外では、睡眠質の改善、緊張の緩和、抗炎症などを目的としたサプリメントやニキビ、皮膚炎、日焼け対策の化粧品、ペットサプリなどに利用されており、北米、欧州では、先行して市場が形成されている。

 今年3月に米アナハイムで開催された「ナチュラルプロダクツエキスポ・ウエスト2019」では、CBD関連の出展社数が140社を超え、昨年の3倍近くまで膨れ上がり話題となった。UBMグループであり、同展主催者NewHope社のレポートによれば、米国の2018年のCBDサプリメントの売上高は、約230億ドル。2019年には、330億ドルまで拡大すると予測されており、「次世代の健康食品」として一大トレンドとなっていると報じている。

 現在は、クローズドマーケットでの展開が中心だが、コカコーラ、ABインベブ(コロナ、バドワイザー)、ニューエイジビバレッジなど大手飲料系メーカーで、CBD関連事業への投資や新商品の開発が進められており、一般流通での展開も近いと見られる。

 米国や欧州と異なり、日本にはCBD製品に含まれるTHCの含有量に関する明確な基準はない。そのためCBD製品を取り扱うメーカーでは、液体クロマトグラフィ(HPLC)、ガスクロマトグラフィ(GC)といった定量範囲が広く、検出限界値の大きい分析計測機器を用いて、THCの「検出不可(n/d)」という値を確認し、かつCBDの抽出工程において葉、穂(花)、根といった部位が取り除かれていることを証明する必要がある。

 厚生労働省は、CBD製品の輸入に関して明確な基準を示していないが、2018年2月26日、輸入通関に対して、「許可、不許可を判断する基準、THC濃度などを示す文書を明示せずに、事業者からの開示請求を拒否した決定は、取り消すべき」という答申書を出している。

 海外の法律基準のもと製造されたCBD製品にはTHCが含まれているケースや、穂(花)、葉、根などから抽出されたCBDが含まれているケースもある。海外品を輸入する際は、製造元のトレーサビリティ、品質、安全性に細心の注意を払う必要性がある。つづく



詳しくは健康産業新聞第1672号(2019.7.17)で
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