2019年7月2日
沖縄モズク、収穫量が大幅減 フコイダン原料に影響必至

 沖縄県では、モズクの年間収穫量の安定化を目的に、数年前から完熟モズクに加え、早摘みモズクの生産も行っている。モズク収穫量は2014年から2018年の間は、約1万3,000t~約1万8,000tで推移。昨年は11年ぶりの豊作で、2万tを超える収穫量を達成した。一方、今年は1月から3月における早摘みモズクの収穫量が減少。4~6月に収穫される完熟モズクも収穫量が伸び悩んでいる。天候不良による日照不足、海面温度の上昇などが要因になっているようだ。

 沖縄県もずく養殖業振興協議会では「収穫場所によっては、昨年並みの場所もあれば、大きく下回る場所もある」と話す。収穫は7月上旬辺りまで続くが、「現在、集計中で何とも言えない」とした上で、昨年の6割程度になる見込みだという。

 モズクの原料価格は昨年、キロあたり200円半ばで取引されていたが、今年は400円台に上昇。販売メーカーは、「海藻類の健康機能も知られるようになり出荷量は増えているが、昨年の在庫はなく今年は先が読めない」「原料確保に駆け回っているものの、昨年の半分程度しか確保できていない」など苦しい現状を訴える。

 モズクから抽出されるフコイダン原料にも影響が生じている。フコイダンは国内のみならず、中国、香港、ベトナムなどアジアで人気を呼んでおり、供給量が増加。しかし、ここ数年の人件費・燃料費の高騰も重なり、原料サプライヤーの自助努力では吸収できない段階に達している。各社からは「本意ではないが、供給量の制限を検討している」「今後の動向次第では値上げを否定できない」などの声が聞かれ、この状況はしばらく続くと予想される。




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