2019年7月1日
特集【注目のIB素材・商材】 市場規模2,200億円強へ

 女性の美容・美肌に対するニーズは、普遍的なものである。本紙が5月下旬~6月上旬に掛けて健康食品受託製造企業に対して行ったアンケート調査では、受注件数が伸びている商品カテゴリーとして「美容・美肌」がトップを維持。上半期の人気受注素材ランキングでは、乳酸菌、コラーゲンが1位、3位プラセンタ、4位植物発酵エキス(酵素)とインナービューティ関連の素材が上位にランクイン。

 女性の美白に対する憧れは普遍的なもので、「紫外線対策、UVケア」へのニーズは若年層から高齢層まで総じて高い。ポーラ研究所が各年代の女性200人を対象とした加齢による肌の変化、エイジングケアに関する意識調査では、「実感している顔の肌の老化現象」について「シミ」が全ての年代で1位。また「エイジングケアを目的とし今後使用したい美容法」について「スキンケア化粧品」に次いで「サプリメント・健康補助食品」があがっている。

 最近では、肌表面からの紫外線対策に加えて『ホワイトショット』(ポーラ)、『ピュアホワイト』(資生堂)などに代表される「体内からのUVケア」が1つのトレンドになりつつあり、食べる日焼け止め素材『ニュートロックスサン』(ウィルファーム)をはじめ、『ファーンブロック』(日東薬品工業)、『フラバンジェノール』(東洋新薬)、『パイナップル由来グルコシルセラミド』(丸善製薬)、クコの実エキス、フィトール、フラーレンといった成分を配合したサプリメント、ドリンクが上市されている。

 一方で、インナービューティ素材の定番であるコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタをはじめ、セラミド、エラスチン、プロテオグリカンなども軒並み好調。なかでもコラーゲンは過需要による玉不足が深刻化しており、価格が高騰。日本ゼラチン・コラーゲン工業組合によれば2017年の出荷量は5,800tに到達し、過去最高を記録した。プラセンタは定番素材として安定した需要を獲得しており、市場規模は本紙調査で250億円前後。高品質な国内品に加え、低価格帯の海外品の輸入も進んでおり、国内流通量は拡大基調にある。

 ヒアルロン酸やセラミドは、機能性表示食品の受理件数の増加が追い風となっている。肌関連の機能性表示食品は、6月12日時点で168品に達しており、昨年同月から57品増加した。関与成分のトップはヒアルロン酸Na、次いで米由来、パイナップル由来、コンニャク由来のグルコシルセラミド、N‐アセチルグルコサミン、アスタキサンチンなどが続いている。「肌の潤いを守る」「肌の水分保持」「肌の保湿力(バリア機能)」「肌の乾燥を緩和」「肌の水分を逃がしにくくする」といった表示がみられる。

 インナービューティ素材の市場規模は、コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸、酵素など代表的な素材だけで約1,500億円(末端ベース)。セラミドやエラスチン、珪素などを加えると、メジャー素材だけでも2,200億円超と推計される。女性の健康、美容意識の高さに支えられ、業界を牽引するインナービューティ市場。各メーカーの今後の動向に注目が集まっている。つづく




詳しくは健康産業新聞第1670号(2019.6.19)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
同時開催展
原料調達・OEM検討も同会場で行うことができます。
Food Design Expo
PR
第10回中国国際健康食品展示会 アジアの自然・栄養健康食品展2019
IHE China
ページトップへ戻る