2019年6月12日
厚労省 健食安全対策、4成分候補に

 厚生労働省の調査部会は5月20日、改正食品衛生法に基づき適正な製造・品質管理などを求める成分として、「プエラリア・ミリフィカ」「ブラックコホシュ」「コレウス・フォルスコリー」「ドオウレン」の4成分を指定することが妥当との判断を示した。指定されれば、健康被害があった場合、都道府県等に報告する義務が生じる。意見募集等を経て決定し、年内に告示する予定。厚労省は「直ちに健康影響を起こすものではない」旨を強調しているが、関係企業からは
風評被害を懸念する声が挙がっている。

 今回の措置は、昨年6月に公布された改正食衛法に基づくもの。不適切な過量摂取等、使用方法によって健康影響が生じる可能性が否定できないものなどについて、“食品衛生上の危害の発生を防止する見地”から、特別の注意を必要とする成分等として厚生労働大臣が指定する。

 対象成分は、食薬区分の「非医薬品リスト」や、過去に注意喚起を行った成分などから選定。専門家で構成される検討会が、含有化合物の生理活性や健康被害情報などをもとにリストを絞り込んだ。こうした作業を経て5月20日に開催された薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会で、「プエラリア・ミリフィカ」「ブラックコホシュ」「コレウス・フォルスコリー」「ドオウレン」が候補成分として示された。これら4成分は、現段階ではあくまで部会としての判断であり、厚労省では「最終結論ではない」としている。

 なおドオウレンは海外で健康食品として流通しているという。最終的に「指定成分」となれば、健康被害情報が寄せられた場合、事業者はその旨を保健所に届け出る義務が生じる。また「指定成分」に対しては、GMPによる製造管理と、原材料・製品の安全性確認を制度化。そのための製造・品質管理基準は、今後改めて部会で検討し、年内に告示する見通し。

 部会後の記者説明で厚労省担当官は、「指定成分」を含む食品の摂取について、直ちに健康被害が生じるものではない旨を強調。有害・有毒物質が含まれる食品の販売を禁止する食衛法第6条、危害発生防止のため販売を禁止する同法第7条の対象とは異なるとし、適切に製造されたもので、定められた使用方法であれば問題はないとした。

 厚労省では今後、食品安全委員会に諮問。8月頃にパブリックコメント、WTO通報などを行い、必要な手続きを経て、12月に関係する省令・告示を公布。2020年6月から制度を施行する予定だ。つづく



詳しくは健康産業新聞第1669号(2019.6.5)で
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