2019年5月21日
特集【注目のキノコ素材】 配合製品に広がり

 現在、健食市場では冬虫夏草、霊芝、アガリクス、ヤマブシタケ、ハナビラタケ、ベニクスノキタケ、タモギダケなど多種多様なキノコ素材が流通している。その多くはβ‐グルカン、ビタミンD、食物繊維を豊富に含むことから、免疫賦活作用をはじめ、コレステロール値上昇抑制作用、整腸作用などを訴求した製品が上市されている。

 機能性表示食品ではマッシュルーム抽出物「シャンピニオンエキス」、エノキタケ抽出物「キトグルカン」が受理されており、それぞれ「腸内環境」「内臓脂肪・体重・BMIの減少」をヘルスクレームとしている。またベニクスノキタケやハナビラタケなどで機能性表示取得に向けた動きがあり、今後の新たな受理が期待されている。

 昨年、日本スーパーフード協会が発表した「2018年下半期ビューティースーパーフードランキング」では、ハナビラタケが2位にランクイン。女性層や若年層をターゲットとした製品が数多く上市されている。また欧米ではジャパニーズスーパーフードとしてチャーガ(シベリア霊芝)やヤマブシタケの人気が高まっており、健康食品やサプリメントとしてだけでなく、コーヒーやお茶やクッキー、バーなどへの活用が進む。

 キノコを活用した健康食品やサプリメントの主な販売チャネルは、DgS、漢方相談薬局、医家向けルートなどが中心だが、多様な形態でのキノコ素材の利用が増えることで、オーガニック専門店やスーパーマーケットなどへの販路の拡大が期待される。

 九州産業大、東京女子医科大学などの研究チームは昨年10月、ハナビラタケの全ゲノム解読に成功。免疫活性作用を持つβ‐グルカンの合成に関与する遺伝子群を発見し、動脈硬化に有効とされるエストロゲンと同様の作用示し、エストロゲン依存がん細胞の増殖を促進しない化合物(サイレントエストロゲン)を発見。同研究は「ハナビラタケを原料とする医薬品の開発に道を開いた」とし、英国の科学雑誌「サイエンティフィック・リポーツ電子版」に掲載され、国内外で注目を集めた。

 また静岡大学創造科学技術大学院の河岸洋和教授らの研究チームは今年3月、ヤマブシタケ摂取による歩行認識能力の改善作用に関する研究論文を発表。ヤマブシタケ摂取による海馬内小脳性神経発生の誘発を確認し、認知症や統合失調症の予防に対する可能性が示唆された。つづく




詳しくは健康産業新聞第1668号(2019.5.15)で
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