2019年5月20日
特集【スポーツニュートリション】 プロテイン市場360億円まで拡大

 東京オリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップなど大型のスポーツイベントを目前に控え、国民のスポーツへの関心はますます高まっている。スポーツ庁が2月発表した「平成30年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」によれば、週1日以上のスポーツ実施率は55.1%(前年度51.5%)、週3日以上では27.8%(同26.0%)へと向上。日常的に全くスポーツをせず、今後もするつもりがないと回答した人は14.8%(前年度27.0%)と減少している。各年代別では60代、70代男女の実施率が高く、10代女性を除き各層で前年を上回った。

 国内のスポーツニュートリション市場も好調に推移している。パフォーマンスの維持、向上のための筋力増強、体型維持、疲労の軽減、回復といったニーズが高まり、プロテインとアミノ酸が全体の8割強を占めている。

 売上上位メーカーへの聞き取りでは、スポーツ向けアミノ酸は約260億円(前年比3%増)。ゼリー分野は比較的動きが良く、味の素『アミノバイタル』、明治『VAAM』などが堅調に推移している。

 一方、スポーツプロテイン(パウダー)は約360億円(前年比20%増)まで拡大。一昨年からの勢いは留まらず20年には400億円を超えそうだ。剤形別では粉末・顆粒が9割を占め、バータイプやゼリー・飲料が1割。ホエイ、カゼインといったミルク由来のシェア率が高いものの、大豆、卵白、エンドウ豆、ローヤルゼリー、サケ白子、パイナップル由来の製品も市場に流通している。

 オーガニック市場が拡大している米国、欧州では植物性プロテイン人気が高まっており、3月に米国アナハイムで開催された「ナチュラル・プロダクツ・エクスポウエスト2019」では、NON‐GMO認証、シュガーレスをキャッチとしたエンドウ豆、アーモンド、カボチャ由来のプロテインなどが目立った。エンドウ豆由来の「ピープロテイン」は、国内でもフィットネス業界を中心に関心を集めている。

 プロテイン、アミノ酸に続いて好調なのがイミダゾールペプチド。疲労回復に加えて、脳機能改善に関するエビデンスも構築されており、サプライヤーは軒並み供給量を伸ばしている。またクレアチン、L-テアニン、L-カルニチン、HMB、植物発酵エキス、ポリフェノール、アスタキサンチン、乳酸菌など多種多様な素材のエビデンスが構築され、スポーツサプリ向け素材として提案されている。

 4月の食薬区分改正で注目を集めたβアラニン、WADA禁止ドーピング成分から解除されたCBDなど新素材の利用も水面下で進められており、今後の動きに注目される。つづく



詳しくは健康産業新聞第1668号(2019.5.15)で
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