2019年5月20日
米国市場調査レポート(下)

■拡大する有機食品市場、老舗専門店は独自路線をまい進

 「有機食品の売上高は452億ドル(2017年度)」と語るのは、米国在住食品コンサルタントの吉田隆夫氏。昨対比では、22億ドル増え、5%増で推移しているという。食品全体に占める割合でも、全体の5.5%を占めるまでに拡大。米国市場では「安心・安全」「より健康的な食品」「環境に配慮した食品」を訴求する傾向が強くなっていると指摘する。

 有機食品の購入先に関する調査では、セーフウェイなどの一般食品スーパーが87.75%、ホールフーズなどの自然食品専門スーパーが48.52%との統計も。有機食品が一般食品スーパーでも購入できるようになっている。全体的なトレンドとしては、健康志向系(専門店)とディスカウント系(一般スーパー)の二極化が進み、価格競争も激化。

 こうしたなか、各専門店では独自の取り組みに力を入れている。ホールフーズマーケットでは、PBブランドの「365」において、オーガニック一辺倒から「低価格化」「品揃え強化」といった施策を打ち出す。カリフォルニア州の老舗ナチュラルスーパー・エラワンは、常時50種類以上を揃える「コールドプレスジュース」コーナーで、一般スーパーとの差別化を図っている。1969年創業の老舗自然食品スーパー・グッドアースでは、プライスカードにマイル数を表示する取り組みも。商品の移動距離を示すマイル数を1ケタ単位まで表示することで、「ローカル志向」を意識した店舗運営を展開する。

 今回の店舗視察では、各社の品揃えで目立ったものに「オートミルク」があった。オートミルクメーカー・OATLYの担当者によると、「オートミルクはコーヒーとの相性が良く、米国では牛乳の代替えとしての需要が高まっている」といい、スーパーやコーヒーショップでの取り扱いが増えているとコメント。植物性ミルクの市場が活況を呈している中でも、オートミルクがニューフェイスとして注目されている。つづく




詳しくは健康産業新聞第1668号(2019.5.15)で
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