2019年5月15日
特集【オーガニック】 国内有機食品市場、1850億円に

 農林水産省は3月、国内における有機食品市場規模の推計値が1,850億円にのぼるとの試算を公表した。公的な機関による試算は初めて。2009年の推計金額(1,300億円)よりも42%拡大していることが判明した。同省によると、「2009年の調査と同じ推計方法を採用した」といい、「4,530人から回答を得た」としている。

 このほど実施した消費者アンケートでは、「有機食品の購入・外食の頻度」を調査。「ほぼ毎日」が3.3%、「週に2~3日程度」が5.7%、「週に1回程度」が8.5%、「月に1回程度」が6.5% 、「月に1回未満」が12.1%となった。一方で「ほとんど利用していない」が54.8%と過半数を占める結果に。今後の市場拡大のポテンシャルは十分あるとの見方もできる。

 同省では、有機農産物を取り扱う流通加工事業者の動向も調査している。有機農産物の取扱いについて聞いたところ「現在取り扱っている」が21.2%、「今後取扱うと思う」が42.2%だった。取り扱う理由については、「安全だと思うから」が82.9%、「消費者が求めるものだから」が56.9%、「環境に配慮した農業をしている農業者を応援したいから」が32.7%だった。今後の需要についての質問には、「拡大する」が44.7%、「変わらないと思う」が32.5%、「縮小すると思う」が2.7%だった。

 オーガニック食品を取り扱う小売事業者は増加傾向にある。農林水産省農業環境対策課がま
とめた「国内スーパーマーケットにおける各種売り場の設置状況」によると、「オーガニック食品のコーナー」が平成30年度で42.1%に。前年度に比べ8.6ポイント上昇し、設置割合も増加傾向にある。また、今後の設置については、「新たに設置したい」が9.9%、「設置数を増やしたい」が18.6%で、全体の約3割を占める小売事業者が設置したい意向をもつことがわかった。

 さらに近年は、オーガニック専門店の出店ラッシュも話題に。オーガニックスーパー・ビオセボンは昨年1年間で8店舗オープンする勢いで新規店を増やしている。4月19日には、都内に11店舗目となる「池尻店」をオープン。今年に入っても出店攻勢を強めている。

 オーガニック食品を提供する飲食店に国がお墨付きを与える「オーガニックレストランJAS」制度が昨年12月28日に制定された。一定の基準を満たす有機認証レストランを「JAS規格」で認証するもので、レストラン分野では初めての制度。有機食材を80%以上使用する料理を5品以上提供することなどが認証の条件となっている。今年3月には、クレヨンハウスが運営するレストラン「広場」が同制度で初めての認証を取得した。つづく




詳しくは健康産業新聞第1667号(2019.5.1)で
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