2019年4月24日
特集【コエンザイムQ10 】 機能性表示が20品超に

 CoQ10は、強い抗酸化作用を有し、生命維持に必要なエネルギー産生に関わる補酵素として重要な役割を果たしている。日本コエンザイムQ協会の山本順寛理事長は、「生体内のCoQ10量は加齢とともに減少する。補うことで老化とともに出現するさまざまな症状に対処できる可能性がある」と話す。

 機能性研究では、これまで抗疲労作用、運動機能改善作用、心機能改善作用、ドライマウス改善、美肌作用、肝機能改善作用、骨粗しょう症予防効果、認知機能改善――など、多岐にわたる健康機能の研究成果が報告されている。

 市場では、「酸化型」と「還元型」の2種類の原料が流通する。「酸化型」は、日清ファルマ、三菱ケミカルフーズ、協和発酵バイオ、シクロケム、横浜油脂工業などが主要サプライヤー。原料価格はキロ当たり4~6万円前後で流通する。体内で還元型に変換され、各臓器に運ばれ利用される。乳化技術や包接技術を使い水溶化させることで、体内での吸収性を高めた原料などが主流。

 一方、「還元型」はカネカが世界で初めて大量生産技術を確立。現在はカネカとペトロユーロアジアの2社が供給する。体内での変換の必要性がなく、そのまま体内で力を発揮するといった特長を持つ。「日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感を軽減する」など、機能性表示食品の受理品が20品を超えている。

 全体の傾向としては、2020東京オリンピックを控え、各社、スポーツニュートリション分野への提案を積極的に行っているほか、CoQ10は一般消費者に認知度も高く、一般食品への採用も目立つ。有名チョコレートブランドの「ショコラティエパレドオール」では、還元型CoQ10を配合した高級チョコを販売している。

 新たな切り口としては、CoQ10の妊活サポートへの有用性。加齢による卵子の質の低下は酸化ストレスや、ミトコンドリアエネルギー産生効率の低下と関係しており、女性の高齢出産が増す中、CoQ10の妊活サポート向け商品への採用が増えている。最近では、広島県の神石高原町が子育て支援事業の一環として、地域の夫婦に希望があれば還元型CoQ10配合サプリメントを無料提供するといった取り組みもみられる。つづく



詳しくは健康産業新聞第1666号(2019.4.17)で
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