2019年4月24日
特集【珪素】 市場200億円突破、3年連続2ケタ成長

 珪素商材、3年連続の2ケタ成長で200億円市場突破!―― 健康・美容業界で珪素商材の売れ行きが勢いを増している。今年1月の「健康博覧会2019」でも引き続き、水溶性珪素『umo®』の濃縮溶液をはじめ、もみ殻由来の珪素原料・製品、珪素配合のサプリメントや化粧品などの出展が目立った。また近年は健康・美容分野に留まらず、一般食品系の展示商談会でも、「シリカウォーター」が数多く出品される機会が増えている。

 これは通常のミネラルウォーターよりも、水の中に含まれるミネラルの1つ「シリカ(珪素)」に注目し、商品名に打ち出すことで、商品自体に付加価値を与える目的があり、それだけ珪素の有用性に対する認知度が高まっている裏付けにもなる。シリカウォーターは、コンビニやスーパーなどオープンマーケットでの販売も目立つようになっており、珪素商材の販路拡大にも貢献している。

 なかでも2018年は、ヘアケアやスキンケア、石鹸など化粧品分野での伸びが市場を後押しした。トップサプライヤーのAPAコーポレーションでは昨年、エラスターゼ阻害活性作用、ヒアルロン酸産生促進作用など、肌への有用性データを複数取得。今期は化粧品業界へのさらなる提案を進めていく。さらに近年は、中国や台湾、シンガポール、マレーシアなどアジア諸国でも珪素のニーズが高まっており、今後はアジア市場への輸出拡大も期待される。

 一方、ブームに便乗する形で安全性に問題のある原料や商材など粗悪品の流通も一部で見られ、成長に水を差す懸念も。現在流通する珪素原料には、水晶や石英を原材料とした「鉱物由来」のほか、稲のもみ殻やスギナ、サトウキビなどを原材料とした「植物由来」の原料が流通している。食品として用いる珪素は、水溶化され非晶質(アモルファス)であることが必須条件となるが、近年はブームに乗じて、一部で安全性に問題がある原料・商材も散見される。

 特にもみ殻由来の珪素原料の中には、もみ殻を粉末化しただけの原料や、もみ殻を高温焼成した結晶化珪素など、安全性に問題のある原料も見られるという。専門家は「結晶化珪素はアスベストと同等の発がん性物質。植物性だから安全という発想は安易だ」と警鐘を鳴らす。つづく。
 



詳しくは健康産業新聞第1666号(2019.4.17)で
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