2019年4月22日
進化する“サブスク”ビジネス、売り切りモデルから脱却

 「サブスクリプション」なる定額制サービスに注目が集まっている。顧客に継続的に課金するビジネスモデルであるが、近年はテクノロジーを活用することで顧客ニーズに合った商品やサービスを提供する新たなビジネスモデルに変貌を遂げている。

 サブスクリプションサービスの2018年の国内市場規模は、4月9日の矢野経済研究所の発表によると、エンドユーザー支払額ベースで5,627億3,600万円。同社はデータ活用需要や新規参入事業者増を背景に、2023年には8,623億5,000万円に伸長すると予測している。またスナックミーが2月に実施した調査では、サブスク利用者の10%にあたる人が、野菜やレシピ付食材等の「食品関連」を利用していることも明らかに。さらに利用者の30%が「1年以内」にサブスクを知ったとの調査結果も。サブスクの認知度はここ1年で拡大しているようだ。

 サブスク事業の先駆けであるオイシックス・ラ・大地では、有機野菜の定期サービス『Oisix』等を展開。「忙しいママ世代を中心に会員数が右肩上がりに増えている」といい、会員数は20万人を突破、5年前の2.5倍に拡大している。同サービスでは、ユーザーが「定期ボックスの中身を配送前にフレキシブルに入れ替えられることも特徴のひとつ。家庭における食の好みもモニタリングできる」という。さらに、「そのデータ分析による仕入量の最適化、廃棄量の削減などにつなげることも可能」としている。

 ベンチャー企業・ドリコスでは、必要な栄養素を職場や自宅で、健康状態に合わせてサプリをオーダーメイドするヘルスサーバー事業を展開。親指から測定した脈情報から必要な栄養素を分析、ビタミンB1 、B2 、B6 、Cや葉酸といった素材を調合して提供する。粉末状の栄養素は、ICチップ内蔵のカートリッジで一元管理。今年は栄養素の種類も拡充予定だ。「オフィスやホテル、スポーツジム、工事現場等への導入が進んでいる」といい、「個人向けの販売も今年から開始した」と話す。

 顧客ニーズが「モノ」から「コト」消費へシフトする昨今、サブスクビジネスの潮流である“売り切りモデルからの脱却”は顧客との関係強化に必要不可欠な施策と考えられる。利用者の増加やリピート率向上に向けたサービスの創出に期待が高まっている。




詳しくは健康産業新聞第1666号(2019.4.17)で
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