2019年4月12日
特集【ブルーベリー】 アイケアの代表格、スマホ時代に合致

 ビルベリー由来アントシアニンを含む機能性表示食品は現在47品(取り下げを除く)で、2018年度は20品が受理された。剤型は「サプリメント」が100%。表示はすべてアイケア関連で、ピント調節機能をサポートして目の疲労感を緩和するという表示が大半を占める。「首・肩の負担を軽減」「目のうるおい感の維持」など、表示の幅も広がってきた。

 相性の良いルテインのほか、イチョウ葉やGABAと組み合わせた商品も増えており、「アイケア+認知機能」といったハイブリッド型表示も受理されている。想定する主な対象者を「スマホやパソコンを使う方」とするビルベリー配合機能性表示食品もあり、ターゲットを明確にした商品設計が可能になっている。ファンケルはズバリ『スマホえんきん』との商品名で若い層に訴求している。

 「健康食品の方が自由にできる」といった声も聞かれるが、昨年10月には「小さな文字や画面もバッチリ」「視界爽快」などと表示してブルーベリー配合飲料を広告していた企業が、景品表示法違反で措置命令ならびに課徴金納付命令を受けた。機能性表示食品は「やはりダイレクトな広告が可能なことは大きなメリット」との声が聞かれる。ただ、「機能性表示によって売上が伸びた」との企業もある一方、「機能性表示を取っただけで売れるものでもない」との企業もあり、受理後の販促活動や商品の差別化といった点が重要になっている。

 健康と食品懇話会が昨春公表した健康食品ユーザー624人を対象とした調査結果によると、利用トップはマルチビタミンで、2位がDHA・EPA、3位がグルコサミン・コンドロイチン、4位がブルーベリー。上位4種類は前年度調査と同一順位で、これら定番素材の根強い人気を裏付けている。健康食品で改善したいことは肌・疲れ・関節などのほか、「視力の低下」「眼精疲労」といった回答が目立った。「視力の低下」は50代以上が高かった。

 また矢野経済研究所が3月5日に発表した健食ユーザー1,000人対象の調査でも、37素材を対象に利用状況を調べたところ、摂取率1位はDHA・EPAで、2位が青汁、3位がブルーベリー、4位がコラーゲン。ここでもブルーベリーが上位にランクインしており、消費者の支持を獲得していることを裏付けている。

 ビルベリー果実エキスの主要サプライヤーは、インデナジャパン、タマ生化学、常磐植物化学研究所、BGG Japan、ユニキスなど。国内の原料流通量は70~90tほどと推計される。北欧産ビルベリー果実エキスの原料相場は、キロ当たり7~9万円が中心となっている。ただスウェーデンの山火事による果実不足が今後の原料市況に影響してくる可能性もある。主要各社へのヒアリングでは、原料供給状況はおおむね堅調なようだ。

 果実以外に「葉」「種子」の原料も登場。備前化成では、宮崎県産ブルーベリー葉のエキス末を上市。眼精疲労・ドライアイ改善で特許を取得している。インデナジャパンでは、種子由来原料『オメガブルー』の展開を開始。植物性オメガ3として、採用が増えているという。つづく



詳しくは健康産業新聞第1665号(2019.4.3)で
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