2019年4月11日
特集【セラミド】 機能性表示食品、50品突破

 「肌の保湿力を高める」「肌の潤いを守るのを助ける」「肌のバリア機能を高める」など、保湿向上作用をテーマにした機能性表示食品が50品に到達したセラミド。元々体感性の強い素材として評価されていたものの、化粧品素材としてのイメージが強く、食品としての流通は少なかった。だがここにきて機能性表示食品の登場や特定保健用食品の認可によって認知度が徐々に広まっており、食品用美容素材としての注目度を上げている。

 これを裏付けるように、本紙が毎年12月に実施する健康食品の受託製造企業を対象にしたアンケート調査では、「2019年上半期の人気受注素材予想」の10位にセラミドが初のランクイン。これまで美容食品の副剤として用いられるケースが多かったセラミドだが、ここにきて主剤としてのニーズも出はじめている。現在セラミド市場は、原料サプライヤーからの聞き取りによる推計で、流通量は約10t、市場規模30億円と見込まれているが、セラミドへの注目度の上昇により、市場拡大に期待が寄せられている。

 セラミドは由来原料も多様で、米、コンニャク芋、パイナップル、トウモロコシ、ビート(甜菜)、タモギ茸、ピーチ、小麦、温州みかんなど、数多くのセラミド素材が開発されている。機能性研究については、トクホや機能性表示食品のレビュー対象となっている保湿効果のほか、外部刺激からのバリア機能、コラーゲン産生促進作用、肌のハリ改善、皮膚中のセラミド量減少抑制など美肌に関するエビデンスに加え、抗菌作用や免疫賦活、コレステロール吸収抑制、抗炎症、アトピー性皮膚炎対策、抗腫瘍、脳機能改善作用、大腸炎症の抑制作用など新たな領域での取り組みも推進されている。

 長年にわたりセラミドの研究を推進してきたセラミド研究会会長で北海道大学名誉教授の五十嵐靖之氏は「現在、セラミドと特異的に結合するタンパク質分子が多数同定され、セラミドを標的とする創薬の可能性もでてきており、セラミド研究は新しいステージに入った」と指摘する。セラミドに関する幅広い研究が推進されることで、今後応用分野はさらに広がりをみせると予想され、食品はもちろん、化粧品や医薬品としても利用価値の高い素材として、注目を集めることとなりそうだ。つづく



詳しくは健康産業新聞第1665号(2019.4.3)で
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