2019年4月10日
特集【カプセル技術】 “耐酸性”“崩壊遅延防止”で差別化顕著

 カプセル技術のアプリケーション提案が活発化している。カプセルにはゼラチンやプルラン、セルロースなど可食性の円筒形ボディとキャップで素材を包むハードカプセルと、同じく可食性のゼラチン皮膜を圧着・成型加工して素材を包むソフトカプセルがある。他にも近年は、ナノカプセルやシームレスカプセル、グミカプセル、ガムカプセルなど様々なカプセルが流通。中身となる素材の特性に合わせて幅広い用途で応用が進んでいる。

 カプセル剤形の主なメリットは、熱や圧力をかけずに製造でき、素材に優しく品質劣化の原因となる物理的要因が少ない点と、魚油やニンニクなど匂い、味などでそのままでは摂取しにくい食品原料に対し、賦形剤を入れず高い比率で配合できる点などがある。

 ハードカプセルは、他の剤形に比べて製造工程が少ないため、製剤化・商品化が早いというメリットも。平成19年2月27日付官報に使用基準が改正され、保健機能食品(特定保健用食品+栄養機能食品)だけでなく一般食品にも使用可能となった植物由来のセルロースHPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)カプセルの占める割合が高い。

 一方、ソフトカプセルはカプセル皮膜の色や味、形などの選択肢が豊富な点、固形剤と比べて製品設計の自由度が高い点といったメリットがある。サプリメントでは、話題の乳酸菌・ビフィズス菌用途を中心に、酵素関連など錠剤化の難しい素材に対し、胃酸から素材を保護する耐酸性カプセルの採用が増えている。

 耐酸性のHPMCハードカプセルでは、『DRcaps®』(ロンザグループ/カプスゲル・ジャパン)や、『EMBO CAPS®-AP(Acid Protection)』(ソーフンジャパン)などが好調に推移。生菌素材を充填できるソフトカプセル製剤『ビフィズス菌配合・三層シームレスカプセル』(富士カプセル)や、ソフトカプセル皮膜に腸溶性の機能を付与した『ISカプセル』(中日本カプセル)、三層コーティング技術を用いてソフトカプセルだけでなくハードカプセルを腸溶性にすることも可能な『耐酸性カプセル』(アリメント工業)などの引き合いも伸びている。つづく

 

詳しくは健康産業新聞第1665号(2019.4.3)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
同時開催展
原料調達・OEM検討も同会場で行うことができます。
Food Design Expo
PR
第10回中国国際健康食品展示会 アジアの自然・栄養健康食品展2019
IHE China
ページトップへ戻る