2019年4月9日
特集【注目の藻類由来素材】 フコイダン市場150億円に

 海藻由来素材の代表格・フコイダンは、ドリンク・顆粒・錠剤・エキスなどのサプリメントから乳製品まで、多種多様な配合商品が流通、国内市場規模は150億円を突破している。なかでも「育毛」「免疫」「美容」分野での成長が著しい。

 「育毛」分野では、フコイダンを含有するカイゲンファーマの特許素材「ガ二アシ」の採用が相次ぐ。アートネイチャーとのコラボ商品発表を機に評価され、全国の美容室を販売チャネルに展開するセブンツーセブンがサプリメントを開発するなど、大手・有名ブランドホルダーが相次いで参入している。
 
 「免疫」分野では、オキナワモズク由来フコイダンのパイオニアである金秀バイオが、口腔内免疫について論文化を進めており、用途特許を出願中。「美容」分野でも、コーセーなどの有力化粧品ブランドが美容商品を投入、アンチエイジング素材としての評価が高まっているようだ。

 フコイダンは“日本発の機能性素材”として、海外市場の開拓も進んでいる。金秀バイオに加えて、オキナワモズク由来フコイダンの原料・OEM供給を展開するホクガンでも、ベトナム・台湾への供給量が増加、「事業規模は前年比2ケタ増で推移している」という。北海道大学発のベンチャー企業・北海道マリンイノベーションでは、「北海道海洋栽培ガゴメ」を開発、量産体制の構築を経て、原料・OEM供給を本格化していく。

 海藻分野では、フコイダン以外にも、藻類由来カロテノイド「フコキサンチン」、新規ダイエット素材として注目高まる「アカモク」、紅藻「ミリン」など、機能性素材が続々上市されている。「アカモク」では、トーア紡コーポレーションが瀬戸内産「アカモク」の供給をスタートしている。

 一方、微細藻類では、微細藻類・ユーグレナ(和名:ミドリムシ)が100億円市場を堅持。その他にも「DHA高含有藻類」「ナンノクロロプシス」「ドナリエラ」などが注目を集めている。日健化学では、「オーランチオキトリウム(和名:黄金藻)」を由来とする『DPA含有藻類DHAオイル』を開発。「記憶力を助ける機能」で機能性表示食品として受理され、原料供給を本格化している。

 “海洋性クロレラ”として稚魚養殖で利用されてきた「ナンノクロロプシス」については、日台の機能性素材サプライヤーが培養計画を進めており、食品への応用が進みつつある。金秀バイオに加え、イービス藻類産業研究所では、宮城県石巻市の自社研究所で「ナンノクロロプシス」の大量培養を実現、「年間10tの生産能力を目指す」という。

 植物性タンパク質や糖質、脂肪酸、ビタミンをはじめ、日常生活で不足しがちなカルシウム、リン、マグネシウム、鉄など豊富な栄養素を含有するスピルリナは、「野菜不足」「ダイエット時の栄養補給」を訴求ポイントに市場が拡大。ローソンでは、スピルリナ配合の『グリーンスムージー』が、「シリーズ累計売上数1億6,000万個を達成した」という。

 また有名ラーメン店やタイ料理店でもスピルリナ配合メニューが続々登場している。さらに横浜ベイシェラトンでは、開業20周年記念の新メニューとしてスピルリナを含む「スーパーフードブッフェ」を提供、百貨店の通販カタログでは、スピルリナ配合のパスタやふりかけの取り扱いを開始している。つづく




詳しくは健康産業新聞第1665号(2019.4.3)で
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