2019年3月29日
特集【ローヤルゼリー】 市場規模300億円(前年比10%減)

 2018年12月期の輸入通関によると、2018年累計のRJ輸入量は408t(前年比4%増)。一昨年から2年連続で増加している。通関統計は、生RJと乾燥RJが混在した数値だが、原料サプライヤー数社への取材では「乾燥RJは減少傾向にある」という声が多く聞かれ、生RJの輸入量が増加していると見られる。輸入されるRJ原料は、中国産のものが9割以上を占め、一部台湾産やタイ産のものも見受けられる。

 全国ローヤルゼリー公正取協議会が3月5日に公表した証紙(公正マーク)使用枚数は、協議会交付枚数が57万6,800枚、会員企業7社の自己印刷枚数が59万7,520枚で、合わせて117万4,320枚(前年比約20%減)となった。証紙の使用枚数や輸入量の推移から推察した健食ルートでの市場規模は、末端商品ベースで約300億円前後(昨年比10%減)と見られる。

 機能性表示食品への対応については、来月に「エキス類追加」を控える現在も届出準備を進めるメーカーは少ない。大手RJメーカーへの取材では「関与成分の特定が難しい」「RJの作用機序は複数の成分の相互作用によるもの」「そもそも機能性表示を取得するメリットを感じない」といった声が聞かれ、機能性表示の取得には消極的な姿勢が目立つ。

 RJ市場は縮小傾向にあるものの、健康食品の創成期から続く定番素材として、その知名度の高さは揺るがない。富士経済が男女1万人への調査をもとに作成した「機能性成分・素材の消費者認知度ランキング」では、コラーゲン、ポリフェノールに次ぐ3位にRJがランクインしている。

 RJは主要各社で長年、機能性研究が継続的に進めらており、これまでに脳機能改善、免疫賦活、骨・関節のサポート、肌水分量の改善、抗コレステロール、血圧降下、疲労回復、抗ストレス――など様々なエビデンスが確認されている。3月の全国RJ公取協総会では、富山県立大学の鎌倉昌樹教授が「生体内のATP可視化マウスを用いたRJの脳機能改善効果の解析」と題し講演。統合失調症、認知症の予防への最新知見を披露した。積み上げられた豊富なエビデンスをいかに消費者に届けるか。RJメーカーの今後の動向に注目される。つづく




詳しくは健康産業新聞第1664号(2019.3.20)で
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