2019年3月6日
JADA新ガイドライン公表間近、AD認証機関の動きは!?

 今年9月のラグビーW杯日本大会、来年の東京五輪開催を目前に控え、アンチドーピング(AD)認証機関の動きが慌ただしい。昨年末、日本アンチドーピング機構(JADA)は、サプリメントのAD認証業務を切り離す方針を表明。JADAのAD認証マークを付与した製品は、少なくとも2020年中には市場から姿を消すことになる。

 一方で、インフォームド・チョイス、NSF、BSCG、ドーピングガードといったAD認証マークを取得した製品が目につくようになっている。ただ、近く公表予定のJADAの新ガイドラインでは、“ISO17025”の取得が盛り込まれる見通しで、各AD認証機関はその対応に迫られる。

 JADAの表明を受けて、アスリート本人をはじめ、スポーツドクター、栄養士、スポーツファーマシストなど、アスリートを取り巻く関係者の間では、サプリメント使用に対する不安が広がっている。国内ではアスリートのサプリメント使用は基本的に推奨しておらず、「危うきに近寄らない」スタンスを取るスポーツ団体も多い。一方で「ドーピング違反にならなければ、何かしらのサプリメントを利用したい」というアスリートの声も根強く、AD認証機関への問い合せも増加している。2月27日に薬系卸・大木ヘルスケアが開催した商談会でも、AD認定製品の棚が設けられ、新たな販路拡大も見込まれている。

 現行のAD認証プログラムは、インフォームド・チョイス、NSF、BSCG、HASTA、ドーピングガードなど。現在JADAでは、有識者会議を進め、事業者の多くが求めているADに関する明確なガイドライン作成を進めており、近く公表する見込みだ。関係者の情報では「今度のガイドラインでは、事業者に対して工場認証と製品認証が求められ、“ISO17025”の取得が義務化される見通しだ」という。“ISO17025”は、試験所認定と呼ばれ、製品検査や分析・測定などを行う試験所と、計測機器の校正を行う機関に対する要求事項が定められている。

 “ISO17025”の取得がガイドラインに盛り込まれた際には、国際基準に準拠した厳密なサプリメントの製造スキームが構築されることで、アスリートの感じている不安の緩和が期待される。一方で、現行のAD認証機関はその対応に迫られることとなる。つづく



詳しくは健康産業新聞第1663号(2019.3.6)で
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