2019年2月12日
特集【注目の関節対応素材】 「ロコモ」「アスリート」テーマに新素材続々

 本特集では、“ポスト・グルコサミン”として期待高まる「次世代の関節対応素材」を取り上げる。原料サプライヤー各社では、1,300tの国内流通量を誇るグルコサミン市場への“マーケットイン戦略”を推進。グルコサミンのサポート素材として、「抗炎症・鎮痛」「関節のこわばり抑制」「骨密度・骨強度改善」「筋肉サポート」などを切り口に、差別化素材として採用数を
伸ばしている。

 グルコサミンサプリメントへの“プラスオン”で採用された素材は、コンビネーション効果に関する研究が評価されているようだ。MSMでは、インド(ハイデラバード市二ザム医学大学)で行われた試験が代表的。変形性膝関節症患者(118人)を対象に、12週間にわたり、MSMとグルコサミンの併用効果を検証した結果、関節の痛み・腫れ等が改善され、併用により最も強い改善が認められた。

 関節対応素材のサプライヤーは、「ロコモ対策」「機能性表示食品の開発」「スポーツサプリの開発」に照準を合わせている。なかでも、予備群4,700万人と試算されるロコモティブシンドローム市場への期待は大きい。大手各社ではロコモ対策に訴求を絞った商品をラインアップ。調剤薬局やDgSチェーンがロコモ・関節対応商品をPB化する動きも。

 「機能性表示食品の開発」では、「トクホにない分野のため、表示メリットが大きいカテゴリー」として注目され、関節関連の機能性表示食品は約90品が受理されている。関節対応素材のトップランナーであるグルコサミン塩酸塩が38品受理されている一方で、確立したエビデンスを有し、早々に届出準備を進めていた非変性Ⅱ型コラーゲン(28品)が猛追している。

 需要が増加している関節対応素材には“ヒットの条件”がある。「体感性」「海外での利用実績」「臨床試験データ」「コストメリット(少量での効果)」「国産」「安定供給」などの点がアドバンテージに。なかでも「即効性・体感性」が大きな差別化となっている。

 通販企業では、「“1週間お試し商品”で体感性が認められるかどうかが生命線。お試し期間でリピーターを獲得しないと、定番商品になり得ない」としており、関節対応サプリメントの開発には、抗炎症・鎮痛素材が欠かせない。

 「抗炎症」の観点から、ウコン、クロレラ、DHAなど、大型素材が関節サプリ対応市場にアプローチするケースも出てきている。抗炎症の新素材の供給準備を進めているサプライヤーもある。

 「海外での利用実績」については、クルクミン、ユニべスティン、MSMが注目されつつある。クルクミンは、本場インドでは「天然のステロイド」としても評価され、米国では、抗炎症作用を活かしたジョイントサポート、アンチエイジングサプリが数多く流通。コガネバナエキス(茎)とペグアセンヤクエキス(心材)を独自比率でブレンドした「ユニべスティン」は、米国で関節対応の定番素材として、高齢者向け、アスリートサプリメントに採用されているヒット素材。MSMも米国では200億円超の市場を築き、店舗ではグルコサミンと並び、専門コーナーが設けられているほどだ。つづく



詳しくは健康産業新聞第1661号(2019.2.6)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
同時開催展
原料調達・OEM検討も同会場で行うことができます。
Food Design Expo
PR
第10回中国国際健康食品展示会 アジアの自然・栄養健康食品展2019
IHE China
ページトップへ戻る