
「第2回クロレラ連続セミナー~伝統素材クロレラ、新たなステージへ~」が1月23日、機能性食品・飲料【原料・OEM】展『FOOD DESIGN EXPO 2019』内の特設ステージで開催され、クロレラの免疫機能やエイジングケア機能、サルコペニア対策などの研究成果が発表された。
ここ数年、クロレラを用いた鍋料理やラーメンに加え、グルテンフリー素材として原宿のお好み焼き屋で採用されるなど、抹茶の代替素材としてだけでなく、食品素材「クロレラ」を目にする機会が増えてきている。米国では、デトックス機能が注目され、新たな市場を築く一方で、ヴィーガンやベジタリアンが注目するスーパーフードとしての道も開けつつある。
こうした動きを反映し、シンポジウムにはDgSや飲食店のほか、一般食品、菓子、化粧品のブランドオーナーが多数参加、満員となる講座もあった。
「クロレラによるエイジングケアの可能性」(サンライフ㈱マテリアル事業部取締役事業部長・吉岡豊氏)では、「生体内の抗酸化酵素の上昇」などをメカニズムとしてクロレラのエイジングケア機能について、台湾の大学とクロレラ培養メーカーの共同研究の中間結果を報告。エイジングケアを切り口に、クロレラ配合の「関節・骨ケア」「ブレインケア」商品の開発を提案した。
「クロレラ復権への道 第二章~素材イメージの再構築と顧客コミュニケーション~」(㈱ユーグレナ執行役員営業担当・福本拓元氏)では、クロレラ復権のベンチマーク素材として、20~30代女性層の支持を得て市場が拡大した「酵素」を例に、「若年層に響く、おしゃれなイメージでクロレラを訴求していくことが必要」とした。一方で、医療関係者やアスリートなど、“プロ”が発信していくことが、クロレラ復権のプロセスであるとした。
詳しくは健康産業新聞第1661号(2019.2.6)で
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