2019年1月22日
特集【EBS】 “症状緩和”“QOL向上”として活用進む

 免疫調整、生活習慣病対策、抗加齢・美容対策などを中心に、医療機関ルートで広がるEBS。2014年に厚生労働省から医療機関におけるサプリメント等の食品の販売を明確化する事務連絡がされて以降、「患者の療養向上」を目的に、医療機関でサプリメントを活用するケースが増えた。個人開業医や自由診療によるセカンドオピニオン外来、サプリメント外来を開設する診療所のほか、眼科、皮膚科、美容外科、内科、歯科などの医療法人に導入されている。

 TPCマーケティングリサーチの調査によると、医家向けサプリメントの市場規模は約175億円という。訴求別でみると、トップは全体の3割近くを占める「免疫賦活」。次いで「栄養補給」「目の健康維持」と続くほか、「腸内環境の健康維持」としての利用も進んでいる。

 免疫療法や生活習慣病に対する補助療法、QOL改善を目的とした臨床現場ではビタミン、ミネラル、AHCC、アガリクス、霊芝、米ぬかアラビノキシラン、ローヤルゼリー、ルテイン、プロポリス、納豆菌培養物、フランス海岸松樹皮抽出物、フコイダン、亜鉛酵母、冬虫夏草などを用いたサプリメントなどが流通する。

 また国内のみならず、海外へ積極的に進出する動きも目立つ。欧米やアジアへの輸出が好調に推移していると回答する販売メーカーも見られる。

 セルフメディケーションの推進に加え、健康サポート薬局制度が始まり、カウンセリング重視の相談薬局でのEBSの利用拡大も期待される。健康サポート薬局は、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加え、市販薬や健康食品、介護用品などに関する健康相談を行い、率先して地域住民の健康づくりに貢献してくことが必要となる。健康サポート薬局の届出数は現在1,184件(昨年11月末時点)。

 健康サポート機能の要件の1つである薬剤師の資質確保では、要指導医薬品等および健康食品などの安全かつ適正な使用に関する助言、健康の維持・増進に関する相談を受け、適切な専門職種や関係機関に紹介することなどが含まれている。

 日本薬剤師会が昨年、男女1,000人を対象に行った「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」によると、健康サポート薬局を利用してみたいと思う人は51.3%に及んだ。「病気のこと」や「市販薬の薬」、「サプリメント・健康食品」に関してどのような専門家にアドバイスしてもらいたいか聞いた調査では「病気のこと」は医師がトップだったのに対し、「市販薬」「サプリメント・健康食品」はいずれも薬剤師を回答する人が多かった。つづく



詳しくは健康産業新聞第1660号(2019.1.16)で
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