2018年12月26日
特集【食品受託試験】 「尿酸値」「口腔内環境」など、新表示続々

 健康食品で行われる試験は、各種安全性試験やモデル動物を用いた試験などの「非臨床試験」、ヒトを対象とした各種有効性試験などの「臨床試験」のほか、成分検査など多岐にわたる。これらに対応するのが食品受託試験企業。臨床試験専門の企業や、コンサルティングなど総合的なサポートを行う企業もある。

 各社への取材を総合すると、試験依頼が増えているのは腸内細菌関連と脂肪系を中心に、「脳機能」「疲労」「口腔領域」「睡眠」「認知機能」などが挙がった。また複数の企業が、「高齢者の筋力」などロコモ関連の試験が増えていると答えた。現在、機能性表示食品としての受理実績はないが「免疫に関する問い合わせも複数ある」との声も聞かれた。

 健康食品の原料メーカーからも、末端メーカーに提案する際、安全性データはもちろんのこと、「エビデンスデータを要求される」との声が聞かれ、医療機関とのネットワークや被験者バンク、各種試験機器などを有する食品受託試験企業への依頼増につながっている。

 エビデンスデータを活用できる機能性表示食品の受理総数は1,484品(12月12日現在)。研究レビューによる評価が9割強と圧倒的だが、「臨床試験」「臨床試験+研究レビュー」によって
受理されたものは85件。臨床試験で独自表示を狙う動きは今後も加速しそうだ。

 さらに現在、日健栄協が受託した「軽症者データ検証事業」が進行中。アレルギー、尿酸、認知機能をターゲットに、健常者をターゲットとした機能性表示食品で、軽症者のデータをどれだけ活用できるかという検証が進められている。結果次第で、たとえば認知機能では「軽度の認知機能障害」データが制度の対象領域に入る可能性もある。来年3月までにまとまる報告書の中身が注目されそうだ。つづく


詳しくは健康産業新聞第1658号(2018.12.19)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
同時開催展
原料調達・OEM検討も同会場で行うことができます。
Food Design Expo
PR
第10回中国国際健康食品展示会 アジアの自然・栄養健康食品展2019
IHE China
ページトップへ戻る